今日は昨日夜に参加したヤフーのマインドフルネス体験会のことを書いた上で、今日1日の中でマインドフルネスを意識して生活してみたことについても書いてみます。
ヤフーのマインドフルネス体験会に参加してきた
※撮影ならびに掲載は許可を得て行っています
友人の森本さんから1週間前に「ヤフーでマインドフルネス習うので来ませんか?」と誘われて、「はい、行きます」と返事をしてから、当日会場で説明を聞くまで何も知らないままでした。
本題とは逸れますが、「この人からの誘いは断らずに行った方が良いな」とか、「今回は行くべき」みたいな感覚って大事ですね。実は直前までドタキャンして美容室に髪の毛をカットしに行くかどうしようか迷っていたのですが、予定通り参加して本当に良かったです。
はい、話を元に戻して、ヤフーのマインドフルネス体験会について、ざっくり説明すると・・・
- ヤフー社内で実践している「メタ認知トレーニング」の説明を聞けて、トレーニングの体験が出来る会です。
- 説明してくれるのはヤフー社内で「マインドフルネス・メッセンジャーズ」として活動されている中村さんです。
トレーニングの内容もさることながら、この中村さんが素敵で、どのくらい素敵かと言うと、話を聞いて思わずスタンディングオベーションしてしまったくらいとても素敵な方でした。
印象的だったのは「メタ認知トレーニングの手段としてマインドフルネスを使っています。」というお話の背景についてのお話でした。ぜひ体験会で直接聞いてもらえたらと思います。
なぜヤフーで?と思った方は、このあたりの記事をご参照ください。
オフィスの床で「瞑想」 ヤフーのリーダーシップ研修: 日本経済新聞
ヤフーが次世代リーダー育成のために実践する1日5分の「メンタル強化」トレーニングとは | 気になるあの本を読んでみた!ベストセラー目のつけどころ | ダイヤモンド・オンライン
【インタビュー】ヤフーがメタ認知トレーニングでマインドフルネスを実践している理由(ヤフー株式会社 中村悟氏) | DX LEADERS
メタ認知とは?自己認識とは?
ちょっと専門用語が出てきたので、自分の理解を確かめるためにも簡単に説明を書いてみます。
メタ認知とはざっくり言うと、自分のことについて客観的に気づくことです。
例えば【今このブログを読みながら「マインドフルネスってなんだろう?」って疑問に思ってる自分がいることに気づく】みたいなことです。
なぜメタ認知をトレーニングするかと言うと、メタ認知を鍛えていくことで自己認識ができるようになるからです。
なぜ自己認識ができるようになる必要があるかと言うと、リーダーシップやマネジメントにおいて「他人を引っ張ったり、マネジメントする前に、まず自分自身ができてないとダメだよね」と言われており、自分自身のリーダーシップやマネジメントを高めるためには「自己認識 self awareness」が必要だとされているからです。(リーダーやマネジメントに携わる人のためだけのものではありません)
※このあたり詳しく知りたい人はググってみてください
なぜメタ認知トレーニングの手段としてマインドフルネスなのか?
※撮影ならびに掲載は許可を得て行っています
中村さんはこのように説明されていました。
マインドフルネスとは(意図をもって、評価・判断することなく)今、この瞬間に完全なる注意を向けた状態
今回マインドフル・ワーク体験として「5分間、自分の呼吸に注意を向ける」というワークをやりましたので、そのワークを体験している時の様子からメタ認知・マインドフルネスがどんなものなのかを感じとってみてください。
ワーク中は5分間、呼吸に注意を向けるのですが、やってみると、いろいろなもの(例:外を走る車の音、工事の音、隣の人の様子、部屋にあるもの、照明、自分の頭の中にある気になっていることなどなど)に注意が逸れてしまいます。
そして注意が逸れている自分に気づいたら(これがメタ認知なので、メタ認知のトレーニングになっている)、気づいた自分を呼吸とともに吐き出して(イメージ)、また自分の呼吸に注意を向けます。
5分間、自分の呼吸に注意を向ける→呼吸から注意が逸れたら→メタ認知して→息と一緒に吐き出して(イメージ)→自分の呼吸に注意を向ける、このサイクルを時間まで繰り返します。
注意が逸れることは悪いわけではなく、逸れた自分や逸れたことをどのように思ったのか、についてメタ認知できたことも含めて、5分間、自分自身に注意を向けて向き合えた(マインドフルネスの状態)ということになります。
たった5分間ですが、ワークを体験してみて思ったのは、最近は忙しいこともあって、自分自身に目を向ける時間を取れていなかったなと、まずは反省でした。メタ認知トレーニングとしてマインドフルネスをやることについては、マインドフルネスそのものが目的化しなくなるため、中村さんもおっしゃっていた「宗教色」のようなものがイメージされにくいなと感じました。
早速、通勤電車の中でマインドフル・ワークを実践してみた!
今朝の通勤電車の中で、マインドフル・ワークを実践してみました。まずはここ最近、意図せずに無意識でイヤホンで音楽を聴き流していたのを止めました。同様に意図せずに無意識でスマホを眺めることも止めました。
準備ができたので、電車内で立った状態で、目を閉じて自分の呼吸に注意を向けていきました。そこで起きた自分の注意の逸れ方はこんな感じでした。
- 電車の走行音やアナウンス音
- 駅のホームの音
- 揺れに対する身体の反応
- 重心の位置が変わること
- 吊革につかまる手の力
- 隣の人との距離感
- 今日この仕事やらなきゃ
- 昨日のあの仕事どうしたっけ
- この実践をどうやってブログのネタにしよう
- 仕事であれもあるなあ
- 書評を書き上げなきゃなあ
- 来週仕事であれがあったっけなあ
- あぁ、メモしないと忘れるなあ
こんな感じで呼吸から注意が逸れている自分をメタ認知していたのですが、あるタイミングで、ふと気づいたときに、無意識でスマホを触ってメールを書いてる自分がいました。このことに気づいた(メタ認知した)ときは、呼吸に注意を向けていたはずなのにスマホを触っていた自分への驚きと怖さともに「あぁ、これが中村さんの言ってたマインドレス(没入)か!」と昨日の解説が腹落ちしました。
帰りの電車では実験的にイヤホンをして、リラックス系の音楽をかけた状態で目を開けて呼吸に注意を向けていきました。行きは視覚を遮断して聴覚のみにしていたので、逆のパターン(聴覚を遮断して視覚のみにする)をやってみようと思ったからです。
結果、どうなったかと言うと、視覚情報として入ってくるものに次々と注意が逸れていきました。
- 車内にいる人
- 乗ってくる人
- 車内のモニター
- 人が見てるスマホ画面
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視覚を遮断して聴覚のみにした時の方が内的刺激(自分の内面的なこと)が浮かびやすいなと感じました。メタ認知のトレーニングとしてはどちらもありなのかなと思いつつ、トレーニングするうちに変わってくるのかなあと楽しみです。
さらにもうひとつ実験として、呼吸ではなくイヤホンから流れる音楽に注意を向けてみました。するとなんとビックリ、3,4分で電車内で立ったまま寝落ちしてしまいそうになりました。マインドフルネスでは呼吸に注意を向けることが多いのですが、呼吸ではなく音楽など何か別の物に注意を向けてみるのもありだなと感じました。
まずは50時間やってみよう
中村さんから50時間やると変わるというお話があったので、50時間やってみようと思います。変化は随時ブログに書いていきます。
最後に、体験会を開催してくださった中村さん、貴重な機会をいただきありがとうございました!森本さん誘ってくれてありがとうございました!
一緒に参加していたブログ仲間の皆さんの記事はこちら
マインドフルな星新一|Kazu IIDA|note
マインドフルネスは、何ではないのか - ギブギブン
素敵な明日を
今日の記録:約111分
書き始め:5/15 20:26(マクドナルド)
書き終わり:5/15 22:17(マクドナルド)
デバイス:iPhone
プロセス:
- タイトルも中身も下書きもなし
- イベントのことと実践したことを書くことは決めていた
- 書き始める
- 今回は自分の記録として書こうと決める
- なかなか上手く言葉が出てこない
- 実践したことを中心に書こうと思ったが、前提の説明のボリュームがどんどん大きくなる
- まとまらなくて行ったり来たりする
- なんとか形にしようと書き進める
- 実践はスムーズに書ける!
- そのまま書ききる
- ああ、この欄を書くのもメタ認知か!と気づく
- タイトルを書いて終了!