泳ぐオダジン放送局

日々フラフラっと回遊しながら気づいたことをラジオでフリートークするようにお届けします。ラジオ好き、少年ジャンプ好き、ハンバーガー好き、ヒトが好き。※本ブログの内容は、私個人の考えです。所属する組織・団体とは関係ありません

ITは「空気のような存在」と言っちゃう今の世代にとって、SEもサラリーマンで特別な仕事ではないとすると、人材育成って何からやらなきゃいけないんでしょうね?IT業界だけじゃなく、どんな業界どんな仕事でも通用する人って・・・みたいなことを考えてミタ。

昨日は新入社員には学生から社会人への切り替えだけでなく、ITを使う側から作る側への切り替えが必要なのでは?と言う疑問について書いてみました。

私自身、改めて考えてみて、ITの裏側とか仕組みを意識せずにITを日常的に使っているのが今の新人世代だと言うことを改めて理解しました。

IT企業に入社するのに(入社したのに)どうしてITに興味がないの?と思いますよね。スマホ世代(LINE世代?)の今の新人たちにとって、ITはあって当たり前のもの「空気のような存在」なんだそうです。(先日の内定者研修で実際に内定者から出てきた表現です)

ネットやスマホが当たり前で【空気のような存在】と思っている世代にとっては、それがどうやって動いてるか(作られているか)なんて考えなくても良いんです。

ITの会社に就職する人でも自作PC作ったことあるとか、アプリ作ったことある人はほとんどおらず。インターネットや無線LANも自分で設定したこと無い、そもそも有線でネットワークに接続したことが無い人もいたりします。中には自分のパソコンを持っていない(スマホだけで事足りてしまう)人もいたりします。それだけITが一般化されたってことなんですよね。それはスゴイことだなと。

こんな状況に毎年驚いていたんですが、内閣府の調査を見て、自分の実感とデータがあっている部分があってちょっと納得しました。
http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/thinking/h25/pdf_index.html


日常的な用途としてデバイススマホだけで完結できると言うのはユーザーとしては喜ばしいですよね。最近はちょっとした作業ならスマホでやれちゃいますし。むしろまだPC使ってるんですか?と言う時代は近いのかもしれません。

バイスは何でもイイと思うんです「それを何に使うか」が大切なのかなと。電車でスマホいじってる大人の大半はゲームしてますからね。携帯ゲームで遊んでる子供のことをとやかく言えないです。。


おっと話がそれてきてしまいました。。


ITは空気のような存在な今の大学生からすると、IT企業でエンジニアになるというのも、きっと特別なことではないわけですよね。IT企業の新人育成としては「仕組みや裏側に興味・疑問を持つ」「実際に自分で作ってみる」こういう体験を増やしていくことが必要なんだろうなと思います。

自分が学生時代にITって面白いなと思ったのは、ホームページ作り始めて、HTMLやら画像処理やらに熱中したのは、自分で手を動かして作って形になることが楽しかったからでした。どうやったらこんなページが作れるんだろう?と疑問にぶつかった時に調べてやったみて失敗もして、やっと出来たと思ったら、もっと違うやり方でやってる人がいたり、製品のバージョンが上がるとメッチャ簡単に出来るようになっていたり、ITってスゲーなぁと感じたのはこんな体験からでした。

採用時点でそういう体験を持ってる学生を探すのが良いのでは?と言う話もあると思います。

まあもっとも、10年ちょっと前に自分が就職活動してるときにどうだったのかと言われれば、エンジニアが特別な仕事だと思ってIT企業に入ったわけでもないですけどね。笑


IT以外の業界でもきっと似たようなことってあるんだろうなと。


そう思うと、ITに限らず、いろんなことに興味関心を持つことや、疑問をどんどん出してみたり、それについて自分で調べてみたり、試してみたり、子供のころからそういうことを繰り返して、自然にできるようになっていることが大切なのかもしれません。そういう人なら、どんな仕事、どんな業界でもやっていけるんじゃないかなと。



今日はこの辺で、また明日。