今日はお昼ご飯を食べながらタイトルに書いたことをモヤモヤと考えていたら、マンガ「ハイキュー!!」のキャラクターである月島蛍が浮かんできたことについて書いてみます。
たかが部活にどうしてそんなに必死になるのか?
練習でも試合でもそつなくこなしているプレースタイルでクールな月島蛍(熱血スポ根キャラの多いハイキュー!!の中ではわかりやすい最近の若者キャラ枠)は、強豪校のエースで全国でも五本の指に入るスパイカー木兎に↑のような質問をします。木兎からの回答は実に明快です。
- 楽しくないのは下手くそだから
- 上手くなって、俺の時代キタ!っていう瞬間があるかないか
- その瞬間が来たら、バレーにハマる
詳しくは単行本10巻を買って読んでください。m(__)m
部活でも仕事でも夢中になる人・努力する人・楽しむ人もいれば、そうでない人もいる
誰もが同じように夢中になったり、楽しんだり、努力したりするわけではないということは、改めて押さえておかなければいけないなと思いました。そして夢中になること、楽しむこと、努力することは誰かから強要されることではないということも同じくです。そして、夢中ではなく・楽しむわけでもなく・努力するわけでもない人が、部活や仕事に対して無責任なのかと言うと、必ずしもそうではない(そつなくやる)と言うことも同じく押さえておきます。
仕事や会社に対する価値観、求めてることは人それぞれ
「仕事は生活のためだから楽しさとか求めてません」この発言を聞いた時にどんな反応をするかで、ダイバーシティへの適応度合いのある一面がわかるように思います。
- せっかく毎日8時間も働いてるんだから、その時間を楽しもう!
- 楽しさは結果が出たらついてくるものだから、とにかくがんばろう!
- そんなんで人生楽しいのか?仕事が充実しないと楽しくないだろ!
- うだうだ言ってないで、サッサと仕事終わらせてくれ!(心の声)
- あぁ、めんどくさいのがうちのチームに来ちゃったな。。(心の声)
- 出た!ゆとり!最近の若者の気持ちはもうわかんないから知らない!(心の声)
1〜3は自分の価値観の押し付けですが、この後にどんなやりとりをするのかでダイバーシティへの適応度合いは変わります。4〜6は残念だけど結構いるなあと思うタイプです。
リーダーやマネージャーにもいろんなタイプがいますが、会社や仕事・働くことに対する価値観や考え方の多様化は、きっと避けて通れません。なぜなら既に始まっているからです。実はお昼ご飯を食べながらこんなことを考えていたのは、最近、若者たちと話をしていてこんな話題になったからなんです。
リーダーやマネージャーは多様なメンバーが集まったチームをリード・マネジメントできるように、いち早くなっておくことが大切だなと思います。
そうでない人が変わるには俺の時代キタ!の体験が必要、でもその前に・・・
ハイキュー!!の話に戻りますと、月島蛍はその後、全国大会出場のかかった試合で「俺の時代キタ!」の瞬間を体験することになります。(詳しくは19巻をご参照)
でもそこに至るまでには、チームメイトとのぶつかり合いが発端となって、月島蛍の自発的なこんな行動がありました。
- 過去を見つめる
- 他者との対話
- 価値観のゆさぶり
- 目指すものの言語化
- 練習
- 試合
- 変化の自覚
- 経験の意味づけ
これらの行動を自発的に取れる人(行動するためのスキルを持っている人)は、無茶振りされたとしても、高いハードルに挑戦してクリアしつつ、成長できるんでしょうね。
行動できない人や、そのためのスキルがない人には、俺の時代が来るための準備から必要ってことですね。デザインできるかな・・・。
皆さんハイキュー!!読みましょう。
素敵な明日を