この記事は8/7に投稿しています。
昨日の投稿は「自分が作った研修を他の人が実施するために必要なこと」を書きました。
今日は実際にやってもらって何が起きたのか、どう思ったのか書いてみます。
【なんでこうしてるんだっけ?と客観的に考え始めていた】
今回は自分が実施している研修の骨格となっている部分は変えず、枝葉の部分は講師としてのアレンジを入れてもらい、チームのメンバーに実施してもらいました。
会場後方で見ていて思ったのは、
「あぁ、自分は普段こんな研修やってるんだぁ〜。」でした。
自分で作った研修の設計書を片手に、後輩がちゃんと進められているかどうかを確認していたところ思ったのは、
「あれ、なんでここでこの説明・ワークが入るんだろ?」
「この説明・ワークわかりにくいなあ。なんでこんな説明・ワークしてるんだろ?」
と、こんな感じで次から次へと、後輩へのフィードバック以上に、自分の作った研修をブラッシュアップするポイントがどんどん出てきました。
この感覚は普段、研修後に自分で振り返りを行なっているときには出てこない感覚でした。(振り返りが足りてない・イケテナイのかも・・・)
【自分を客観的に見ることは現状把握に必要だけど簡単じゃない】
スキルアップするためには自分の現状把握が必要です。先の目標を持つことももちろん大切ですが、現状把握しないままに闇雲にやっていても頑張りどころを間違えたまま時間だけが過ぎることになりかねません。模試を受けずに受験しようとしてると思えばわかりやすいでしょうか。
研修講師の自分の現状把握、当たり前ですが、自分が研修を実施している様子は見ることが出来ません。
実施後の振り返りや、実施している最中に、自分のことを俯瞰して見ていることはありますが、完全ではありません。
ビデオ撮影したものを見ることもありますが、自分の姿を自分で客観的に見ることは簡単なようでいて簡単ではありません。私の場合、出来ない自分を認めることを乗り越えないと客観的な視点で見ることが出来ませんでした。(スラムダンクの桜木花道の合宿シュートの練習を読み返してみてください、あれです。)
最近ビデオ撮影して見ていなかったなあと反省です。。次の研修で撮影しよう。。
【そもそも自分を客観的に見る機会なんて日常にほぼない】
私のような研修講師の仕事だったり、スポーツ選手などは、自分のスキルアップのために客観的に自分のことを見る機会を作ることが多いと思いますが、いわゆるビジネスパーソンの場合どうでしょうか。
・お客様へのプレゼンの様子を動画に撮って見返す
・上司への報連相のやりとりを録音しておいて聞き返す
これ、スキルアップのためには絶対にやった方が良いと思いますが、実際には撮影も録音も出来ないですよね。
だからこそ、その場にいた参加者からのフィードバックが大切になるのですが、実務の場面ではプロセスの最中にスキルに着目して見ることがほとんどなく、結果が良かった時も悪かった時も、スキルについてのフィードバックが出来ない状態になってしまいます。だからこそ、
【研修は自分を客観視して自分の現状把握する場】
にしたいと思いながらやっています。
と言う自分の考えも改めて認識することが出来ました。
【自分のやってるコトを他の人にやってもらってその様子を見て考える】
ことは定期的にやった方が良いですね。
素敵な明日を