今日は試験監督をしながら50分間、ひたすら良い姿勢を意識して立ち続けてみた件について書いてみます。
そう、ライブインブカレストのマイケルジャクソンのように。笑
今日気づいたのは、
【身体は姿勢を記憶する、例えそれが無意識でも】と言うことです。
なんで試験監督しながらマイケルジャクソンしていたのかと言うと、最初は体幹を鍛えようと思ったところからスタートしました。
試験監督が始まってすぐに、「試験監督しながら出来ること何かないかなあ」と思って真っ先に浮かんだのが、
5秒で息を吸いながら筋肉を緩めて
5秒息をとめて筋肉を締めて体幹を意識して
5秒で息を吐いてさらに筋肉を締める
この繰り返し
10分くらい経ったところで、楽しくなってきて、これをこのままやったら何回できるんだろう・・・なんて計算まで始めてました。笑
この体幹エクササイズをやっていると姿勢を意識するようになってきます。
・お腹の筋肉
・お尻の筋肉
・背中の筋肉
・前後のバランス(重心)
・左右のバランス(重心)
・身体の傾き
・足の幅
(ここで足幅が決まってから、足の位置を一切動かさずに乗り切ることを決意しました)
何しろ直立に集中できる時間がたっぷりあったもので、首から上だけを左右に回転させて受験者を目視しながら、ひたすら自分の身体との対話をしてました。(試験監督も悪くない。笑)
20分経ったところで、ふと気がついたのは、
【あ!両手が演台にのってるじゃん!】
このままでは、体幹のトレーニングにはなっても姿勢を意識して直立しているとは言えないではないか・・・どうするオレ・・・状態になりました。
何に悩んだかと言うと、
【直立不動な試験監督っていないよな・・・受験者の気を散らせたらどうしよう・・・】でした。
8分考えた結果、(もちろんこの間もエクササイズ継続中)
【いや、誰もオレのこと見てない、試験問題と回答用紙しか見てないから大丈夫】に行き着きました。
そして体幹エクササイズをスタートしてから30分経過したところで、演台に置いていた両手を体側に持って行きました。
いよいよ、ここからが本当の
【ライブイン試験会場マイケルジャクソン】のスタートです。
客観的に見たら相当おかしかったんじゃないかなと、試験会場のセンター真っ正面で、やたら姿勢の良い直立不動のオッサンが首から上だけを動かして受験者を目視してる様子。
両手を演台から体側に移して5分経過したところで身体に異変が起きました。
なんと、
【両足の裏が痺れてきました】
この時に理解したのは、
【正座はあの格好が痺れの原因ではなく、体重をかけている箇所を動かせないことに原因があったのか!】と言うことです。
ずっと均等に両足に体重が乗っかるようにして、バランスを崩さないようにしていたので、この発見は間違いないはずです。
そしてもうひとつ、
【両手は演台の上に添えるだけだったはずなのに、こんなにも自分の荷重を分散してくれていたのか】です。
人間って、動くことを前提にして作られているんでしょうね。ただ単に真っ直ぐに立って動かないでいることの大変さを実感しました。
でも痺れてきたからと言って、ここで諦めたら試合終了です。残り10分なんとか乗り切るぞと思って、また自分の身体との対話を続けました。
ここでまたひとつの変化に気づきました。
【良い姿勢で立っていることが、ちょっと苦じゃなくなってきてるかも】
この変化について考えながら試験終了時間になりました。
試験の片付けを終えて、何気なく動いている自分の身体にちょっとした変化を感じます。
【あれ、良い姿勢キープしてる】
スポーツ選手がフォームを覚えるために反復練習するように、姿勢も良い姿勢を続けていると身体が覚えるんでしょうね。
研修講師の資格を取る時に師匠から立ち姿や動きについて指摘されたことがあったのを思い出しました。
よし、今日から姿勢強化月間始めます。
と、ここで武井壮さんの身体を自在に操れるようになるスポーツ上達法を思い出して、改めて武井壮さんの凄さがわかります。反復して覚えさせるのではなく、身体を自在に動かせるようになることで、良いフォームを見て真似られるようになるって、物凄い生産性高いと思いますね。
身体は姿勢を記憶する、例えそれが無意識でも。
素敵な明日を