今日はある人の話を聞く機会がありました。
聞きたいことは質問するべし
私はインタビューをする役割だったので、どんどん質問して行きました。そして話を聞く時間が終わった後で、同席していたメンバーからこんな一言がありました。
「今日は普段話してくれないことを聞けて良かったなあ」
この一言が、ちょっと気になる一言でした。話してくれないことが聞きたいことなんだったら、単にその人に聞けば(質問すれば)いいだけなのになんで聞かないんだろうなあと。
聞きたいことを聞けないのは何故か
普段話せない(質問できない)状況として考えられるのは、この4つかなと思います。
- コミュニケーションとる機会がない
- 機会はあっても話せる関係にない
- 話せる関係にあっても聞けない/言えない
- 聞かれても答えられない(守秘義務などがないのに)
組織の中で健全なコミュニケーションが取れているべき人たちの間で、この状況が起きているのはマズイはずなのに、こういう状況っていろんなところで起きていて、いろんな問題を引き起こしていると思うのです。
ミスコミュニケーションや、無駄なコミュニケーションが解消されることで、仕事の品質向上に繋がることは【組織の成功循環モデル】からも明らかになっています。
でも、なぜ起きてしまうのか!?私なりに考えたのはこの3つです。
- コミュニケーションについての知識理解不足
- 自分がどんなコミュニケーションを取っているのかわかっていない自己理解不足
- 自分に素直になりつつ相手と一緒にゴールに向かおうとするマインドとスキル不足
コミュニケーションについての知識理解不足
1つ目は、そもそもコミニュケーションって何なのかについて習う機会のない人が圧倒的に多く、個人の知識として不足しているのはもちろん、組織の中でどんなコミュニケーションを取って行くのか共通理解の無い状態にあることが多いです。(もしくは暗黙のルールが存在している)
知識は研修などでインプットする機会を作りつつ、職場の共通認識を作って、実際にコミュニケーションを取って行くのが大事になるなと。
自分がどんなコミュニケーションを取っているのかわかっていない自己理解不足
2つ目は、普段自分がどんなコミュニケーションを取っているか、自分が取ったコミュニケーションの結果として相手はどんな反応をしたのか、省みたり考える機会がほとんど無いと思います。(上手く行かなかったことを相手が悪いと思って思考停止することは多いのかなと)
知識をインプットした上で、自分がどんなコミュニケーションを取っているのか、コミニュケーションを取った相手や第三者からのフィードバックを元に内省する時間を実務の中にどのくらい設けられるかが大事になるなと。
自分に素直になりつつ相手と一緒にゴールに向かおうとするマインドとスキル不足
最後は自分の思ったことを素直に伝えようとするマインドと、素直な思いを的確に伝えるスキル(例えばネガティヴなフィードバックを相手に不快な思いをさせずに受け入れてもらえるようにする伝え方など)、さらに、対立した時に勝ち負けの勝負にならずに相手と一緒にゴールを目指すことができるようになることが必要だなと感じました。
人材開発部として、コミュニケーションの文化を作って行くことはチャレンジしていけるところだなと思ってプランを考えてみてます。
素敵な明日を