今日はFacebook上に流れてきたこの記事を見ました。
ファシリテーターに求められる「4つのスキル」とは? | ファシリテーター入門 | ダイヤモンド・オンライン
森さんの下記の引用部分の説明を見て、うんうんと頷きながら、ファシリテーターにハマったのは森さんの本だったなあと思い出したので書いてみます。
よく使われる例では、(1)「あなたは幸せですか?」、(2)「最近いつデートをしましたか?」という二つの問いを(1)→(2)の順で問うか、(2)→(1)の順で問うかで答えに大きな差が出るということです。前の質問がアンカーとなり(あるいはフレームを構成し)、次の質問への答えに影響を与えるのです。
ザ・ファシリテーターを手渡されて「潮崎役をやって」
先ほどのリンク先の記事に登場している森時彦さんの本「ザ・ファシリテーター」を別部署の部長から手渡されたのは、かれこれ10年近く前なのですが、その時のことは今も鮮明に覚えてます。
「この本に出てくる潮崎役をやってほしいんだよね」と突然言われながら本を手渡されて、読んだことのない私には潮崎がなんなのかわからず、タイトルを見てもファシリテーターがなんなのかわからず、でもこの人が言うんだから面白いんだろうなと感じて本を受け取りました。
ザ・ファシリテーターはビジネスパーソン必読本と思う
その頃の私は本をあまり読まない人だったのですが、ザ・ファシリテーターは小説仕立てになっていて、あっという間に読んでしまいました。とにかく面白いし、読んでいてワクワクしました。
- いわゆる旧態依然の会社が舞台
- 主人公は社長から会社の変革を期待された女性部長
- ファシリテーションを活用しながら会社の変革に取り組む
- 頭のカタイ経営陣との会議や合宿
- やる気ある若手とのプロジェクト
- 動かなかった人や組織が徐々に動いてくる
ストーリーの中ではファシリテーションだけでなく、ビジネスシーンで使われる考え方や取り組み方がたくさん出てくるので、そう言う意味でもオススメです。
ちなみに潮崎は主人公を助ける人事部の人です。(当時私は人事系の部署ではありませんでした)
実際にファシリテーターをやってみてハマる
本を渡してくれた部長と一緒に、本に書いてあることを真似しながら、実際にマネージャーミーティングをやってみました。本の通りにやってみたら本の通りになったときにはシビれました。本の通りにならなかった時には実際の状況と本の間にどんな違いがあったのか部長と2人で本を読みながら振り返りました。そして気づいたら日本ファシリテーション協会の基礎講座を受けに行って、そのまま協会の会員になっていました。
ファシリテーション基礎講座(公開セミナー) - FAJ:特定非営利活動法人 日本ファシリテーション協会
ファシリテーションと出会って10年近く経ちましたが、改めてこの一冊との出会いが大きかったなと、自分の転機のひとつだったなと思いました。
素敵な明日を