泳ぐオダジン放送局

日々フラフラっと回遊しながら気づいたことをラジオでフリートークするようにお届けします。ラジオ好き、少年ジャンプ好き、ハンバーガー好き、ヒトが好き。※本ブログの内容は、私個人の考えです。所属する組織・団体とは関係ありません

積読を解消!本を買って満足を脱却するための本の読み方

今日はビジネス書を積読してしまっている人にはぜひ一度試してみていただきたい本の読み方を紹介してみます。日々忙しくて本を読む時間が無い!本を読んでると眠くなっちゃう・・・、買って満足!を脱却できるかもしれません。

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本の読み方として大前提にあるもの

例えば以下のようなものって本の読み方としてなんとなく思っていたりしませんか?

  • 最初から順番に読むもの
  • 最後まで読むもの
  • 一人で静かに読むもの
  • 読むときは読むことに集中するもの
  • 全部読んでからまとめや感想を言うもの
  • 作者の言いたいことを読み取るもの

知らぬ間にこういう読み方をすることが前提になってしまっている人は多いと思います。ゆえに「本を読むには、まとまった時間と1人で落ち着ける場所が必要」→「時間・場所が確保できないから読まない・読めない」ってことになりがちです。

ちなみにこれは、国語の授業で小説などの物語の読み方として身体が自然に覚えてしまっていることがベースになっていると私は思っています。

私も以前はこの大前提に何の違和感も覚えずにビジネス書を読んでいたのですが、一向に読めるようにならず、本を買って満足して積読ばかりが増えてしまう人でした。

ビジネス書を読むときは知りたいことだけツマミ読みながら書く

数年前に読書会で教わった読み方にトライしてみたらビジネス書を読めるようになりました。以下、私なりにちょっとアレンジした読み方です。

  1. 上記の大前提を一旦全部忘れる
  2. その本を手に取った目的(知りたいこと・解決したいこと)を書き出す
  3. 本の目次を眺めてどのあたりに何が書いてあるかを確認する(中身はまだ読まない)
  4. 自分の知りたい・解決したいことが書いてありそうな箇所を1で書き出した紙に追記する(中身はまだ読まない)
  5. 本をペラペラめくっていき、本の1ページの中や各章の中の書かれ方をチェックして、どの辺にどんなことがどんな風に書いてあるかを確認する(例:大事な箇所が太字になっている、ページ下部に用語解説が載ってる、各章の最後にサマリーがある、問題提起→事例→作者の主張の順に書いてあるなど)
  6. タイマーを30〜60分程度にセットしてスタートする
  7. 自分の知りこと・解決したいことが書いてありそうな箇所だけを読み始める
  8. 読みながら大事だなと思った箇所を本文そのまま書き写す(読むのを止めて書いて、書き終わったらまた読み進める)
  9. 読みながら書きながら頭の中で思ったこと考えたことを書き出す(例:疑問、過去の経験とリンクしたこと、自分が実践するときにポイントになりそうなことなど)(読むのを止めて書いて、書き終わったらまた読み進める)
  10. タイマーが鳴ったら終了する
  11. 一緒にやっている人と共有する

ポイント1 得たいものを得られるか

1〜3のところ、6〜8のところで「あれ?これは得たいものを得られないな・・・」と思ったら無理矢理その本を読み進めないことです。

「この本には今自分が知りたいこと・解決したいことについて書いてなかったということがわかること」で、読み進める時間を無駄にしなくて済んだことを喜びましょう。

ポイント2 得たという実感を持つこと

読みながら書き出すことで「この本を読んでこれを得ることができた」という感覚を実感しやすくなります。他の人にシェアする、ブログに書いてアウトプットするなども追加するとさらに良いですね。読むことに集中してしまう人は、書き出すことを強めに意識してやってみてください。ブログに書く場合など著作権の侵害にならないように気をつけてください。

ポイント3 複数人でやると短時間で深まり・広がりが出る

このやり方を行うときのオススメは、何人かの人たちと一緒に行うことです。パターンとしては以下のどちらかになります。

  1. 同じ本を持ち寄って読む
  2. 違う本を持ち寄って読む

パターン1の場合は、「1冊の本を参加人数分の観点で読み取るので1人で読むよりも深掘りできる(かもしれない)」です。長編の本をパート分けして全員で全部読むというやり方もあります。

パターン2の場合は、「参加人数分の本を読んだと同じくらいのものを得られる(かもしれない)」からです。持ち寄る本のテーマを合わせるやり方と、持ち寄るテーマを自由にするやり方と、どちらもありです。

本の価値を自分で見い出せるようになると買って読みたくなる

本1冊の値段分の価値は全部読まなければ回収できないわけではなく、今この瞬間に自分が知りたいと思ってることや、悩んでいることを解決するヒントをピンポイントでも得られれば、お安いものだと思うのです。

 

ちなみに、目的を持たずに本を手に取ってダラーっと読んでいたら思いもよらないモノに出会えた!(セレンディピティ的なこと)みたいなことも本を読む楽しさの1つだと思います。

 

今回の読み方は、ビジネス書を積読してしまっている人には一度トライしてみてほしい読み方です。ちなみに社内のリーダー育成プロジェクトでワークのインプットとして本を読む時間を取ってやってみたところどハマりしました。そんな使い方もありかもしれません。

 

素敵な明日を