泳ぐオダジン放送局

日々フラフラっと回遊しながら気づいたことをラジオでフリートークするようにお届けします。ラジオ好き、少年ジャンプ好き、ハンバーガー好き、ヒトが好き。※本ブログの内容は、私個人の考えです。所属する組織・団体とは関係ありません

映画セッションから考える指導者というもの

今日は映画「セッション」を見て思ったことを書いてみます。

映画そのものについての評を書くわけではありませんが、多少作品の内容に触れます。これから見る予定がある人は、まず映画を見てからお読みください。というか、ぜひ見て欲しいです。

ちなみにAmazonプライム会員の方は、プライムビデオで無料視聴可能です。

セッション(字幕版)

セッションとはどんな作品か

私が見終わって思ったのは、ドラム奏者とその指導者が繰り広げる壮絶なバトル映画だったなぁでした。

映画について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。私はFacebookでシェアされていたこの記事を読みかけて途中で止めて映画を見ました。そして見終わってからすぐに記事を読みました。

なぜ『セッション』のラスト9分19秒は素晴らしいのか? - ジゴワットレポート

セッションを見終わったあとに私が思った3つのこと

見ている間はとにかく作品に没頭している時間がほとんどでした。見終わって何が浮かんだかというと、この3つでした。

  1. 最近話題の厳しい指導問題について考えさせられる
  2. 自分自身の研修講師としてのあり方を考えさせられる
  3. ちょっとだけドラムを叩いたことのある身として思う

厳しい指導は手段のひとつ

ある人が何か(その人にとっての到達点・ゴール)を目指そうとしたときに、辿り着くための道筋は無数に存在すると私は考えています。

例えばそれは誰も通り抜けたことのない茨の道かもしれません、いつも誰かが通っている安全そうな道かもしれません、過去に自分が通ったことのある道かもしれません、まだ誰の目にも見えていない道かもしれません。

過去に成功した人(自分でも自分以外の人でも)が、仮に茨の道を通ったからと言って、「その道が唯一の道だ!」と言われたら、「他にもあるんじゃないのかな?」と私は思うのです。

もちろん過去の成功者の体験にはヒントになることはたくさんあると思いますし、同じ道を辿ることでゴールに辿り着けることもあると思います。その道が自分にマッチする人もいると思います。

でも自分や他人が過去に成功したやり方にだけ固執し、唯一絶対にならないように自分をアップデートし続けていかなければなと。

受講者中心と唯一絶対の正解病の関係

誰かがゴールに辿り着くことをサポートする人たち(例えば先生や講師、指導者、インストラクターなどと呼ばれる人たち)の1人として、私は受講者中心で考えるのが軸にあるなと改めて思いました。

受講者中心で「受講者1人1人がゴールに辿り着くためにはどうするか?」全体最適と個別最適の両方の視点から常に考え続けています。

そもそも受講者1人1人は全員違う人であり、前提知識も能力も考え方も価値観も諸々違いがあります。これを意識できていなかったときは、「私が(無理矢理)ゴールに連れて行ってやる!」くらいに思っていました。ああ恥ずかしい。今もそんな自分が出てくる時がたまにあるので、1人1人が違う人なら、育つアプローチも1人1人違って当然だよなと自分に言い聞かせています。

研修講師としては個人対個人ではなく、集団に対してアプローチする場面が多くあり、集団に対しては全体最適でやり方を選択することになります。ここで出てくるのが様々な理論や手法です。改めて思ったのは、まだまだ理論や手法の理解が足りないなと言うことです。自分をアップデートせねば!

ドラムを叩きに行きたいな

映画を見た後、スタジオでドラムを叩きたいなと思いました。何年振りかわからないこの感じが消えぬ間に叩きに行きたいぞ!

 

素敵な明日を。