泳ぐオダジン放送局

日々フラフラっと回遊しながら気づいたことをラジオでフリートークするようにお届けします。ラジオ好き、少年ジャンプ好き、ハンバーガー好き、ヒトが好き。※本ブログの内容は、私個人の考えです。所属する組織・団体とは関係ありません

美容室を経営するとしたらどんな美容室を目指すか

今日は美容室で髪をカットしてきました。モワモワしていた頭が軽くなりました。美容室に行くのが趣味になった私、今回もカット・シャンプーしてもらいながらスタイリストさんとアシスタントさんと一緒にお話できて、とても楽しい時間を過ごせました。

私って美容業界の当たり前から外れてる?

美容室に行くときに、以下3つ全て当てはまる人が多いのではないかと思います。

  1. 前日までに予約して行く
  2. 毎回同じお店に行く
  3. 担当者を指名する

私、3つとも当てはまりません。w

美容室に行くときは、「あぁー!今日切りたい!」とか、「仕事早く終わったから行けるなー」みたいな時がほとんどです。なので、当日行く直前に電話して空いてたら行く、空いてなかったら次に衝動が来るまで待つ、というスタイルで、ずーっとやってます。

最近通っているお店に2号店が出来てからは、本店と2号店を交互に行ってます。狙ってそうしてないんですが、結果そうなっていました。「あ、そっち休みならあっちで」みたいなノリです。

友人が独立してしまってからは、スタイリストさんを指名せず、毎回そのときに空いてる人にカットしてもらっていて、それこそが私の趣味美容室の始まりです。詳しくはリンク先の記事ご参照

http://odajin.hatenablog.com/archive/category/%25E7%25BE%258E%25E5%25AE%25B9%25E5%25AE%25A4

当たり前から外れて気づいたこと

当日空いてるかどうかがわかったら行きやすい

夕方に電話するときに思うのは「30分後がいいんだけど空いてるかなぁ」「今日お願いするとしたらスタイリストさん誰が空いてるかなぁ」です。

例えばホームページにスタイリストさんがこの後に空いているのか書いてあったら「行きます!ポチッ!」みたいに予約できてナイスだなと。

しかし、美容室としては「スタイリストに空きがある=流行ってないお店のように見られるんじゃないか?」と考え、あえてホームページで空き状況を公開していないケースが多いとのこと。

たしかに朝から晩まで大半のスタイリストさんに空きがあったらそうかもしれませんが、平日夜の時間帯だけ、仕事帰りの人たちを狙って空き状況を公開してみてはどうでしょうか。NO残業DAYを実施している企業が多い水曜日とか、飲み会の多い金曜日とか(飲み会前にカッコつけて行こうみたいな)、そういう感じでどうでしょう。

人気のスタイリストさんや、スタイリストさんの数が少ないお店にとっては、空いてるなら行きたい!って思うお客さんを発掘できると思うんですよねー。

当日の空きを埋めてくれたと言う意味で、お客さんに対してインセンティブがあったら嬉しいかも。w

系列店を紹介しちゃう、一見さんを歓迎しちゃう

前回の私がまさにそうでしたが、行きたいときに空いてないとか、臨時休業でおやすみとか、そんな状況では、系列店があれば系列店を紹介してみるのもありなんじゃないかなと。

店舗にとってはお客さんを固定化・常連化させるのが、当たり前なんだと思います。髪の毛を切ってもらう側も同じお店に通う、同じ人に切ってもらうのが、当たり前なんだと思います。

美容室のあり方って本当にそれしかないんでしょうか?

美味しいご飯を食べようと思ったら「今日は〇〇の気分だな」とか、「この近くに美味しいお店ないかな」とか、ご飯屋さんを選ぶように、美容室を選んでもいいんじゃない?と。

人口減少が控えている中、少ないパイを奪い合うよりも、業界全体でお客さんが美容室に行く回数を増やすようにアプローチしても良いと思うんです。老若男女が髪の毛を切りに行くことを楽しめて、2ヶ月に1回通ってる人たちが、1ヶ月に1回とか、シャンプーだけに行くとか、来店頻度を高められるんじゃないかなあと。

お客さんから指名料を取ったらどうだろう

美容室にもよるのだと思いますが、スタイリストさんはお客さんからの指名が歩合給に影響するケースが多いようです。

お客さん側は指名でも指名でなくても値段が変わらないのですが、よくよく考えたらなんで指名料を取らないんだろうなと。売れっ子のスタイリストさんにやってもらいたかったら指名料を取るってそんなにおかしいことじゃないと思うんですよね。

人気のスタイリストさんになると、おそらくですが指名でカットする割合が高くなると思うんです。そうするとせっかくそのお店で味わえる最高のカット体験を初めての人が味わえる確率が低くなってしまいます。「お店のお客さんを増やす」には、腕利きのスタイリストさんが一見さんをカットした方がいいんじゃないかなと。一見さんをカットして2回目の来店に繋がったら評価して、歩合に反映するとかね。なしじゃないよなあと。

それとこれは素朴な疑問ですが、毎回同じお客さんをカットし続けるって飽きちゃわないのかなと。スタイリストとしての経験って、より多くの頭の形・髪の毛の質の人を、より多くのヘアスタイルにカットすることで高まっていくと思うのです。そう思うと同じ人を切り続けるってスタイリストさんとしてはどう思っているんだろうなあと。

独立しなくても働き続けられる形があっても良いのでは

歩合給だとスタイリストさんは指名を取ろうとしますし、指名してくれるお客さんとの関係を維持しようとします。

自分のお客さんを増やそうとして営業努力もするでしょうし、同じお店の中でも自分のお客さんを増やそうとスタイリスト間で競争意識が働くのだろうなと思います。

自分のお客さんをある程度の数で固定化できると、将来的な独立も視野に入ってくるのだろうと思います。

「独立しないと美容師は儲からない」のような話を聞いたことがありますが、独立しなくても稼ぐことができて、やりがいを持って働ける形があっても良いのではないかなと。

表参道を見ていると美容室自体の入れ替わりも激しいので、美容室がそもそも生き残れるか?という問題が前提にありますが・・・。

 

と、こんなことをいろいろと考えながら、話しながらカットしてもらっていたら美容室が楽しくなりますよ。w

 

素敵な明日を