今日は東京で開催している研修に、沖縄からリモートで参加して、私は沖縄側のファシリテーターを担当しました。普段、自分がリモート側に回ることが無いので、実際に自分がやってみて気づいたことがありました。
物理的に離れたところから参加できるのは当たり前になっていない?
映像と音声のやりとりが問題なくできる環境があれば、もはや物理的な距離は関係ないですね。ってもう数年前から言われてますが、その割に自分はオンラインで研修を受けられる機会を作れていないなと。
よくよく考えなくてもインターネット普及前から放送大学とか、ラジオ英会話とか、通信講座ってありますし、今はスクーなど無料で受けられるオンライン講座もあって自分も時々受けているのに、自分では作れていないなあと。
自分の中で当たり前になるくらいもっと参加したり作ったりする機会を作ろうと思いました。
インタラクティブなやりとりができるようになるには?
オンラインで参加していて陥りやすいのは、テレビを見ているときと同じように自分が受信するだけの状態になってしまうことだと思います。
画面越しに見て聞くだけで良いのなら、動画配信やeラーニングで済ませることができます。その方がいつでも受けられるし、受講側の自由度が高くなります。
オンラインでクラスルーム形式で実施するなら、インタラクティブ性をどれだけ出せるかがポイントになると思います。
今回リモート側にいて感じたのは、思っている以上に講師が受講者に対して声がけしていかないと、受講者から発言するのが難しいということです。
特に講師の目の前にも受講者がいる場合、講師は目の前にいる受講者を見てやりとりしてしまうため、オンライン参加者が置いていかれがちです。肌感覚として、「あぁ、こっちはオマケなんだなぁ」という感覚を抱きました。講師側が意図してやっているわけではなくても、そのような感覚に陥りやすいということがよくわかりました。
目の前に受講者がいても、いなくても、オンライン参加者がいる場合はオンラインを中心に実施する必要があると思いました。
打開策としては、以前オンライン会議のポイントでも書いていた、全員がカメラをオンにした状態で参加するのが、オンライン研修でも必要だなと。
オンライン会議のコツは全員がカメラに向かって話すこと - 泳ぐオダジン放送局
インタラクティブなやりとりは必要なのか?
インタラクティブなやりとりが不要であれば、テキストを読む、動画を見る、eラーニングで学習する、これで良いんですよね。知識をインプットするだけなら十分だと思います。
読むだけ、見るだけだと頭に入らない・眠くなっちゃうと言われたとしたら、それはコンテンツを工夫すれば解決できるはず。クラスルームで話を聞くだけだと眠くなっちゃうときもコンテンツの工夫やファシリの工夫で解決できるはずです。
あらためて、「どうしてクラスルームでやるのか?」を考えてみようと思いました。と思ったらちょうどよくgaccoでこんな講座「アクティブで深い学びのデザイン」がスタートするので、久々にオンラインで学んでみます。
追記。
ミネルバ大学のことを思い出してみた。
世界最難関ミネルヴァ大学、初の日本人学生ーー今を生きる19歳の「原動力」の正体 | 未来を変えるプロジェクト by パーソルキャリア
なぜ、キャンパスも「講義」もない大学に、ハーバードを超える人材が世界中から殺到するのか? | 世界のエリートが今一番入りたい大学ミネルバ | ダイヤモンド・オンライン
素敵な明日を