泳ぐオダジン放送局

日々フラフラっと回遊しながら気づいたことをラジオでフリートークするようにお届けします。ラジオ好き、少年ジャンプ好き、ハンバーガー好き、ヒトが好き。※本ブログの内容は、私個人の考えです。所属する組織・団体とは関係ありません

ガチキャンプが精神と時の部屋と感じる理由

今日は「極む!ファシリテーターズ・ガチキャンプ」の2日目でした。今日は受講者として余裕で参加する予定でしたが、DJ担当になったり、離脱パートをやりたいと志願してみたり、楽しみまくってしまいました。

ガチキャンプは精神と時の部屋

そんなガチキャンプの様子がこちらに詳しくレポートされているのですが、ガチキャンプの喩えとして「精神と時の部屋」という言葉が使われていました。

喩えるならば。ファシリテーターたちが時間を凝縮して成長しあうという意味で、まさしくここは、ドラゴンボールに登場する「精神と時の部屋」だったといえましょう。

ファシリテーターたちの精神と時の部屋 〜ファシリテーターズ・ガチキャンプ【平成最後の初春編】〜|ミテモ HOMEROOM|note

初めて自分で買った単行本がドラゴンボールで、ドラゴンボール大好きな私としては、この話題に乗っからないわけにはいかない!と言うことで、ガチキャンプが精神と時の部屋と感じる理由を解き明かしてみたいと思います。

※ちなみにこの記事は1/28に書いています。(^^; 汗

精神と時の部屋とは?

そもそもドラゴンボールをご存知でない方のために精神と時の部屋とは何なのかを簡単に説明します。

精神と時の部屋とは、主人公の孫悟空たちが強敵たちと戦う前に修行をするために使っていた部屋のことで、以下のような場所です。

  • ドラゴンボール(作・鳥山明)」の世界に存在する神様の神殿の中にある部屋(そもそも辿り着くのが容易ではない)
  • 部屋の中は通常の世界とは隔絶された世界になっている(連絡も取れず存在すら確認できなくなる)
  • 真っ白くてだだっ広い空間が広がっているだけ(そこにいるだけで苦痛に感じるほど)
  • 通常の世界で1日過ごす時間で、部屋の中では通常の世界での1年分の時間を過ごせる
  • 生涯で48時間しか利用できない

1日で1年分の修行ができてしまう、お得な場所なのですが、上記の通りかなり厳しい環境です。

なぜガチキャンプが精神と時の部屋なのか?

上記の引用箇所に「時間を凝縮して成長しあう」とありますが、ガチキャンプは実際に時間の経過が変わるわけではありません。←当たり前

ではなぜそのように感じるのか?私は以下のような要素が影響していると感じます。

  1. 2日間ずっと缶詰め状態(泊まりではないし、携帯も繋がりますが)
  2. 「講師役が実践→フィードバック」の繰り返しでそれ以外のことはやらない
  3. 講師役にも受講者にもファシリテーターとしての経験者が集まっている

1,2は上記の精神と時の部屋の設定に近い部分です。一定期間「集中してやること」「それしかやらないこと(やれないようにすること)」で上達するスピードが速くなるのだと思います。

何かを学んだり、上達するために環境や場を整えることはやはり必要だと思うのですが、集中できる環境や場をつくるのは自分1人でもできるので、ガチキャンプが精神と時の部屋と感じるのは、3にあるのではないかと思います。

ガチキャンプはサイヤ人の性質を活用している

3の「講師役にも受講者にもファシリテーターとしての経験者が集まっている」は、ドラゴンボールの世界ではセル編で悟空と悟飯が精神と時の部屋に入った時に、まず悟飯が超サイヤ人になって悟空と同じ条件で修行できるようにした部分と重ねることができます。(単行本32巻、33巻あたりをご覧ください)

ドラゴンボールの世界では悟空たちサイヤ人は瀕死の状態を乗り越えることで強さを増していく性質を持っています。熟達者同士が修行の中で瀕死の状態になるためには全力と全力でぶつかり合って互角に殴り合える必要があるのです。

ガチキャンプでは実際に殴り合って瀕死の状態になるわけではありませんが、自分と同じかそれ以上にファシリテーターとしての知識や経験を持っている人たちを前に、以下のようなことをすることで殴り合いで瀕死になるのと同じかそれに近い状態を体験することができます。

  • 自分の技を体験してもらうこと(まさに真剣勝負、出し惜しみなし)
  • 技がどうだったかを振り返って議論している様子を聴くこと(私はこの時間が1番緊張します)
  • 面と向かって公開でスパイシーなフィードバックを伝えてもらうこと(ドラゴンボールに例えると、天下一武道会の試合中に「足元がお留守ですよ」と指摘されるヤムチャの気分です ※ヤムチャはカッとなってしまいますが、ガチキャンプではカッとなる人はおりません)

ガチキャンプは悟空の貪欲さにも通じる

今回、ガチキャンプの2日目に講師役として急遽参加された方が、1日目に講師役をやっていた人たちが受けたフィードバックをたくさん取り入れて実践されていました。

悟空がライバルである天津飯太陽拳を真似したように、界王様から伝授された界王拳元気玉を使いこなしたように、ファシリテーターも自分の技に固執することなく、謙虚に貪欲に人の持っている技を吸収し、自分の技に昇華させていくことで、ファシリテーターとしてレベルアップしていくのだと思います。(もちろん理論や知識も吸収して)

講師役だけでなく、受講者として参加されていた皆さんも、おそらくですが、ガチキャンプで吸収したことをそれぞれの場面で活用しているのではないでしょうか。

ちなみにマンガ「キャプテン翼」の主人公の大空翼も、ライバルたちの技を真似して貪欲に吸収しながら自分の技を磨き上げていくことで世界一のプレイヤーになります。

我が師、吉岡さんの一言で確信を得る

ガチキャンプ終わりの打ち上げで、我が師、吉岡さんにこんな質問をしてみました。

小田川「吉岡さんは何で我々と長いこと一緒にいろんなことやってくれているんですか?」

吉岡「一緒にアップデートしてる感じが良いよね、それにアップデートが速いのが良いよね。」

師匠ほどの人でも一緒にアップデートしていく人の存在が大事だと感じているのであれば、やはり今回のガチキャンプが精神と時の部屋であると感じられる理由は、環境や場としてのしつらえだけでなく、そこに集う人たちの貪欲さや、ガチの殴り合いで瀕死の状態になろうという心意気があるからなのだと、そう、つまり我々はサイヤ人だったのだと。w

 

ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

 

ファシリテーターズ・ガチキャンプ、次回は夏の陣を計画しているようなので、皆さまお楽しみに。

 

素敵な明日を