今日は昨日に引き続き沖縄にいました。現在那覇発羽田行の飛行機の中で書いています。
午前に事業所内で研修し、終わって早々に移動して、午後は中学校で出前授業をやってきました。
中学2年生にIT業界について教える授業
今回の授業は、社会人から直接話を聞いて、業界のことや仕事のことについて理解を深めて、就業意識を持てるようにするための取り組みで、私はIT業界の担当として話をしてきました。他にいらっしゃっていたのは、建築、医療、観光の3分野の方々でした。
事前に話して欲しいこととして、以下の5つのテーマを渡されていました。話を聞いた後、クラスに戻ってこれらのテーマについて違う分野の話を聞いてきた人たちとシェアし合うと書いてあったので外せないなあと。
- どうしてその仕事に就いたのか
- 仕事のやりがいや魅力は何か
- 仕事の大変なところは何か
- その仕事に就くために必要なものは何か
- 社会に出る上で身につけておいた方が良いことは何か
40分でIT業界について知ってもらって、仕事について知ってもらって、自分自身の話もして・・・無理!笑
そう思って、児童・生徒への授業経験があるブログ仲間のお二人に相談してみたところ、
「目標を、1人でも反応してくれる人がいれば成功にしてみたらどうか?」
「もし授業中に反応してくれる人が1人でもいたら、その子に向けて授業するくらいでもOKですよ」
とアドバイスしてくれました。ありがとうございました!
テーマはITに興味を持ってもらうこと
このアドバイスでスッキリして、「ITに興味を持ってもらうこと」を授業目標にし、私のゴールは「キーワードをメモして自分で調べたり質問してくれる人が1人でも出てきたら成功」とすることにしました。
なぜ、ITに興味を持ってもらうことを授業目標にしたかと言うと、今日の授業の冒頭で中学生たちに伝えたのですが、仕事のことや業界のことを知る前に、そもそもITって何なのか?について知って興味を持つことから始めて欲しいと思っています。例えば学校の先生になった人たちは、きっと先生という職業や仕事について詳しく知る前に「教えることが好き」「子供たちと関わるのが楽しい」のような自分の中に興味関心があったから先生になろうかなと思って調べていると思うんですね。(そもそも先生の仕事ぶりは、目の前でずっと見てるからイメージできちゃうってのはあると思いますが)
今の中学生にとっては、スマホが当たり前な世の中にいて改めてITなんて意識しなくても生活の一部になっている世代だから、ITに興味を持つ機会って無いんじゃないかなと思ったのです。だからこそ、「ITって何なのか?」ってことに触れてもらって、そこに興味関心が湧いてくるのか気づいてもらうことが必要だと思ったのです。
IT業界は人材不足だと言われてますが、今はITの仕事って多岐にわたり過ぎてるし、IT業界じゃなくても、何かしらITと関わって仕事することがほとんどな世の中なわけで、ITについての興味関心を持っておくことは大切なことだと思うのです。プログラミングが授業に組み込まれることが、ひとつのきっかけになると良いなと願っています。ただ言語を覚えたりプログラミングできるようになるだけでなく、ITの仕組みに触れて興味関心が湧いてくるきっかけになるような授業にしてほしいなと。。。
こうやって授業したり、自分なりの思いを書いて見て、改めてITって面白いなと思ってる自分に気づきますね。笑
授業後に出てきた質問は「ITを複業にしたい」
さて、授業はどうだったかと言うと、終わった後にわざわざ先生を通じて私のことを呼び止めてくれた子が1人いました!
その子は授業中にキラキラした表情でリアクション取りながら話を聞いてくれて質問もしてくれたので印象に残っていた子でした。とってもユニークで「今自分が目指してるものがあるんですが、ITと複業できますか?」と。いやぁ、中学2年生からこんな質問を受けるとは!もうオジサンはテンション上がりまくりでした。笑
その子だけでなく、参加してくれた皆さんが私の早口な話かつ、聞きなれない用語を聞きながら、しっかりメモを取ってくれていて、中学2年生の能力は大人と変わらないなと感じました。
授業後に他の産業の方々と先生とコーディネーターの皆さんとの振り返りもできて、非常に充実した時間になりました。来週は別の学校へ行くことになっているので、今日の振り返りを踏まえてブラッシュアップかけて挑みます。
素敵な明日を