泳ぐオダジン放送局

日々フラフラっと回遊しながら気づいたことをラジオでフリートークするようにお届けします。ラジオ好き、少年ジャンプ好き、ハンバーガー好き、ヒトが好き。※本ブログの内容は、私個人の考えです。所属する組織・団体とは関係ありません

「極む!ファシリテーターズ・ガチキャンプ」に講師役として参加してきました。

今日は「極む!ファシリテーターズ・ガチキャンプ」に講師役として参加してきました。ガチキャンプがどんな取り組みだったのか、ざっくり言うとこんな感じです。 

講師役の人が自分のインストラクションスキル・ファシリテーションスキルを受講者の前で披露し、その内容およびデリバリーしたときの振る舞いや態度について受講者からガチンコなフィードバックをもらい、受講者も講師役もその全てのやりとりから学びを得る会

詳しくは主催者のお一人である澤田さんのブログをご覧ください。

「極む!ファシリテーターズ・ガチキャンプ」を開催しました|Work , Journey & Beautiful

私は「ガチキャンプで講師役を担当してみてどうだったのか」について書いてみます。

ガチンコフィードバックは本当に有難く、半年に1回くらいガチキャンプで講師役をやる機会があるとちょうど良い

他の講師役の方もおっしゃっていましたが、自分の実施したことに対して、こんなにもガチンコでスパイシーなフィードバックをもらうことは日常的にはほとんどありません。あってもアンケートにちょっと辛口なコメントがあるくらいです。

私は社内研修の講師を担当し始めた当初、ビデオに撮って自分で自分にフィードバックをしたり、同僚に頼んでフィードバックをもらったり、社外の人たちと何かやったときには自分から「フィードバックください!」とお願いしてみたり、とにかくできるだけフィードバックをもらえるようにしていました。最近はそういう機会を作っていなかったなあと思っていたこともあり、今回参加しました。

自分に厳しくやっているつもりでも、やっぱり自分で自分のことを厳しく見るのには限界があり、他人の方が厳しい目で自分のことを見てくれるなと思わされました。それに、無意識・無自覚にやっていることは自分では気づけず他人からフィードバックをもらうことで初めて気づくことは多いです。やはり他者からのフィードバックを受けて自己理解を深めることは成長の第一歩です。

準備・デザインの大切さを改めて認識させられた

オファーをいただいて、講師役を担当することが決まり、当日を迎えるまでの準備期間が短く、かつ、企画者や他の講師役の皆さんとの意思疎通がなかなか図れず、家族のインフルも重なり、準備不足で当日に臨む形になってしまいました。(正直に言うと今朝起きるまで、「ドタキャンしよう・・・」と思っていました。。。orz)

皆さんからいただいたフィードバックを聞いていて(他の講師役の人に向けられたものも含め)、ちゃんと準備・デザインできていないが故のフィードバックだなあと思うものがありました。

講師役の青木さんが「デザイン大事!」と発言してくださっていましたが、私もその通りだなと思いました。

企画者の吉岡さんからは「デリバリーが良くても、デザインがダメだとダメ!」との言葉をフィードバックとしていただきましたが、こちらもこの通りだなと思いました。

企画者の澤田さんのブログに書いてあるこの部分にも共感しました。

すでにある素晴らしいデザインを使いこなすことの重要性を痛感した。

新しいデザインを生み出すこともさることながら、すでに世の中には優れたデザインが山ほどある。先人の理論、デザインをこそ学び、使いこなせるスキルを身につけることこそが、より多くの人により良い学びを届ける上では極めて重要である

準備が中途半端だからこそ、デリバリー部分で自分の本質を試された感じがした

ただ、今回終わってみて思うのは、準備・デザイン不足だったからこそ、デリバリーでその部分を補うべく何とかしようと意識して工夫してやってみたところがあったなあと感じています。通常時は、出来る限りきっちりデザインしてから実施しているのですが、それはつまりデリバリーで頑張り過ぎなくても良い状況を作っていたのだなと理解しました。

普段と違う状況(特にリスクの高い状況)に飛び込むことも、意識してやろうとしないと、やらないことなので、こういう機会が大事ですね。

 

※デザインとデリバリー(当日のインストラクション・ファシリテーション)については以前にこんな記事を書いているのでよろしければご覧ください。

研修やワークショップのファシリテーションだけでなく、デザインするチカラにも目を向けていこう - odajinの日記2.0(仮)

 

嬉しかったフィードバックはココだ!

「肯定・共感・感謝の姿勢や言葉を常に表しながら進めていた」

これは普段から意識して実践しているところなので、講師役の方々や受講者の方々がポジティブに受け止めてくださっていてとても嬉しかったです。特に講師役の青木さんが、「これから自分も意識してやってみます」とおっしゃってくださったのは励みになりました。

自分の改善点はココだ!

受講者との信頼関係を阻害するネガティヴアピールによって価値が無いと思わせてしまった

会場でもコメントしましたが、これは自分の準備不足による不安と緊張から、無意識に出てきてしまっていた言葉でした。もともと話そうと思っていた内容がすっ飛んでしまい、無意識に本音がポロリしてしまった感じです。受講者からの「このあと聞く価値がないと思ってしまった。」と言うフィードバックが1番グサッと刺さりました。ちゃんと準備するのはもちろんですが、仮に準備不足でもスタート前に自分の気持ちを整えてスタートできるようにします。

ずっと張っていて受講者を疲れさせてしまった

メリハリは意識しているつもりだったのですが、「ずっと張っている状態で私にとっては疲れちゃうな」と受講者から言われたのは2番目のグサリでした。言われて思い返せば、確かに「ダーッ!と最初から最後まで喋ってしまう」ところは普段からあるなと自覚しました。

おそらくですが、私は持ち時間に対して盛り込む(喋って伝えたい)内容が多すぎるため、喋りきるために自然とペースを上げて喋っています。まずは盛り込む内容を削ぎ落とすことと、ゆとりを持って喋ることができる時間設計にトライしてみます。 

CTT+を取得しておいて良かったなぁとシミジミ 感じる

今回、企業内の人材開発部で社内研修講師を担当している私が、このような企画の講師役として呼んでいただけた1つのポイントとして、CTT+(CompTIAの実施しているインストラクターの資格)を持っていたことがあげられます。

認定資格の種類と概要−CompTIA CTT+− : CompTIA JAPAN (コンプティア 日本支局)

CTT+を取得したことで自分のスキルアップになりましたし、業務に役立ったことはもちろんですが、こうして人前でインストラクターとして何かするときに証として見せられるものを持っているというのは大事なことなんだなあと改めて思いました。(もちろん資格を持ってるだけで良いわけではないですが)

※インストラクター資格やインストラクターのスキルに興味を持った方にはこの書籍がオススメです。

プロフェッショナル・トレーナーへの道

 

企画者の皆さま、講師役の皆さま、受講者の皆さま、どうもありがとうございました。

 

素敵な明日を