今日は12月から約1.5ヶ月かけて実施していた、ある部門全員に同じ研修を受けてもらう試みの最終回(7グループ目)でした。
既に毎月実施していた研修だったので、同じ研修を短期間で7回実施(講師対応)するのは苦ではなかったです。
アンケート結果はこれから部門の企画メンバーたちと確認するので、受講者の反応を確認できていませんが、人材開発の担当者としてこの取り組みの意味について思うことを書いてみます。
共通理解・共通言語ができる
研修で取り扱った内容について、私が説明したことだけでなく、参加者同士が意見交換したことも含めて、部員全員の共通理解・共通言語になります。
習ったことを職場で実践しやすくなる
共通理解・共通言語になれば、職場でやろうとしたときに、「え?それ何?」とチャレンジに水を差されることがなくなり、「あぁ、あの時のあれね」と違和感なくチャレンジを受け入れてもらいやすくなります。
実習で共通体験も持ってもらっているので、やろうとしたときにお互いにサポートしたり、フィードバックしたり、部門のメンバー内で学習した内容の理解や定着化を促進することも可能です。
アンケートのフリーコメントあるある「この研修を上司に受けさせたい」への対処方法
もし、こんなアンケート回答があったら、上司だけに受けてもらうことを企画するのではなく、今回のように部門全体で同じ研修を受けてもらう企画にしてしまえば、巻き込みやすいかもしれません。
上司は上司で、「今さらこのレベルの研修受けるの?」「受けたいけどこの内容をメンバーと一緒に受けて、もしヘタこいたらどうしよう」みたいなことを思っていたりするとしたら、「全員で受けるぞ!」は有難い誘いなのかもしれません。
部門長の意思と全員が受講できる受け皿があるかどうか
全員同じ研修を受ける企画を通すには、部門長にその意思があることが前提として必要です。今回はその意思から企画がスタートしたので何の問題もありませんでした。この意思を上手く他の部門に拡げていくにはどうすれば良いかを考え中です。
部門長の意思があれば、あとは全員受講できるための準備が整えばオーケーなわけですが、外部講師に依頼するとなると「予算が・・・」と言って規模縮小したり、来期に回されてしまったり、そもそもポシャる可能性が高いです。
研修を内製化するメリットは大規模開催対応にもあった!
以前のエントリーで研修を内製化するメリットとして、小規模開催にメリットがあることを書きました。
受講申込3名!少人数開催は研修内製化のメリット - odajinの日記2.0(仮)
そのときには意識していませんでしたが、今回のような「100人規模の対象者全員を7グループに分けて1.5ヶ月で実施する」のような大規模オーダーに対しても内製化できていることでメリットを出せるんだなと感じました。
素敵な明日を