今日は起業体験報告会というイベントに参加してきました。
企画段階にちょっとだけお話を聞いていた「中高生向けの起業体験」を実施してどうだったのか?その報告を聞くのを楽しみにして行ったのですが、蓋を開けてみたらTeal組織の話やTealと起業との関連性、起業そのものについてのお話が中心でした。これ、いい意味で裏切られました。
Teal組織について
自分で読んで、かつ、先日の読書会で対話していたこともあり、内容がすんなり入ってきました。解説はかなりショートカットされていたなと感じたので、読んだことのない人は一度読んでみることをオススメします。
追記:イベントでお話されていた吉沢さんが未来を変えるプロジェクトに寄稿された記事はこちら
10分で分かる、いま話題の未来組織「ティール組織」 | 未来を変えるプロジェクト by DODA
Tealと起業の関連性
今回とても印象的だったのが、起業体験の主催者である飯田さんとTealのお話をしてくれた吉沢さんとのこんなやりとりの中で出てきた、吉沢さんのこんな発言でした。(うる覚えなので吉沢さんの発言のままではありません)
起業体験の中で収益目標の達成を目指させるのは既存の達成型組織の価値観に収まってしまっている。起業体験の中で自分の自分たちの存在目的を果たすことを追求すればTeal型組織になってるはず。
この発言が印象的だと感じた理由は、収益を上げることは起業におけるひとつの側面でしかなく、【存在目的を果たすこと】は起業そのものであり、そこを追求するという側面に気づくことができたからです
私自身、【起業=ビジネスとしての成功=収益を上げること】のように思い込んだいたんだなあと痛感させられました。起業体験の中でも「如何に儲けるか?」を考え、収益を上げる仕組みを作れるようになることが、起業体験のゴールなのかなと思っていました。普段やらないからこそ、【存在目的を果たす】に徹することは起業体験において価値があるように思いました。
今回のイベントの中で行われた「投資家体験」でのやりとりをしていた時にも、達成型の組織の価値観から生まれてくる質問をしているなあと、自分の染まり具合に気づかされました。頑張ってそうではない質問をひねり出そうとしてみましたがなかなか難しかったです。
起業家にも投資家にも、多様な価値観の人がいて、収益重視の人もいれば、存在目的重視の人もいるし、また違うことを重視する人もいるんだろうし、何かひとつではなく複合的に見る人もいるんでしょうね。この気づきはこれからの自分にとって良いヒントになる予感がしています。
起業そのものについて
今回のイベントを終えて、起業してみたいなと思いました。なぜかと言うと、ちょうど今、改めて自分自身のやりたいことや実現したいことについて、見つめなおして考え始めたところだったからです。やりたいことや実現したいことを達成するための手段として「起業」という選択肢を手にすることができた感じです。
起業とまではいかなくても、「自分のアイデアや気持ちを可視化してシェアしてフィードバックをもらう」のようなことは今まで以上に積極的にやっていこう!とも思いました。
吉沢さんがまとめのところでこんなことを仰っていたのも印象的でした。
起業体験プログラム、今回は中高生向けにやってますが、起業を早く体験すること、始めることでアドバンテージになります。がしかし、どんな年代の人でも、いくつから始めても遅いってことはないんですよ。
思った時が始め時ってことで。
素敵な明日を