今日は11月末からスタートしたグループ会社3社間の人材交流プロジェクトの最終報告会でした。各社の参加メンバーの上長・役員に向けてプレゼンテーションして、活動の成果と経過を伝えることができ、プロジェクトを無事に終えることができました。
プロジェクトチームがTeal組織(っぽさ?)を体感させてくれた
グループ3社から2名ずつ計6名が集まったチームだったのですが、非常にTeal組織っぽさを感じながら3ヶ月半活動してきました。(「っぽさ」としてるのは確証があるわけではないからです)
最初から最後まで固定の役割を決めない
最初に集まったタイミングで、リーダーを決めず、役割分担も決めずにスタートし、最後までその状態を維持してゴールしました。誰かがそうしようと言ってそうしたわけではなく、自然にそうなりました。
活動を進める中でミーティングのファシリテーターを担当する人、会場を押さえる人、資料の作成や事務局との調整、その他細々と発生したタスクの分担などは、全て自然に行っていました。この辺りが非常にTealの本に書いてある感じに近いのかなと思った点です。
参加メンバーが主体的に動く人だったという見方もできるかなと思いますが、仮に主体的に動く人だったとしても動かない場面があることをこれまでにも見てきた自分にとっては、人に依存して発生したと言うよりは、チームのあり方から自然発生したものだったのではないかなと感じています。
活動の意義や目的、チームの目的や目指すものについて議論して、軸に据えて活動した
固定の役割は決めませんでしたが、以下の点についてチームメンバー全員で、思っていることを発散して、議論して、全員の共通認識を作りました。
- この人材交流プロジェクトは何のための活動なのか?
- このチームは何のために活動するのか?
- このチームは何を目指して活動するのか?
また初回に作るだけでなく、作ったものについて、毎回の議論を繰り返す中でブラッシュアップもしました。
この目的を軸に据えて活動できたところもTealっぽいなと思ったところでした。
目的を軸に活動できた要因としては以下の3点にあったなと感じています。
- 今回のプロジェクト自体が、グループ各社のビジネスに対して直接的(数字の面で)な成果に繋がることを求められたものではなかったこと
- プロジェクトの目的が漠然としていたので自分たちで目的を具体化する必要があったこと
- チームが出すべき成果や扱うテーマが自由(事務局側から提示されたものがなかった)ので自分たちので具体化する必要があったこと
2,3について、正直最初は「何したら良いんだよ・・・」という気持ちもありましたが、今回のプロジェクトの1番のポイントは自分たちで目的を具体化して定義したことと、その目的に対する納得度が高かったことにあったと感じています。
また、この目的に関する議論を通じて、お互いの会社のことや現状感じている問題意識に触れていく中で、メンバー同士の関係性が深まり、本音で話せるようになれたことも大きなポイントでした。
Teal組織って、目指して作るものではなく、気づいたらなってるものなのかもしれない
ここまでに記載の通り、活動のプロセスの中で、ここ最近注目しているTealっぽいチームを体感できたことは、私にとって大きな学びでした。また、「Teal組織で運営しよう!」と自分や誰かが言ってから取り組んだわけではなく、気づいたらTealっぽくなっていた点が良かったです。もしかしたらTeal組織になることを目的にして、Teal組織になることを目指して、Teal組織になろうとするのは違うのかもなあと思い始めました。
メンバーと議論して納得感の高い目的を軸に据えて、その目的達成のために活動することを愚直にやっていったら、気づいたときにはTealになってるんじゃないかなと。
これを自分のチームや他のチームでやれるか!いや、やってみろよ自分!ってことなんですよね、そうですね。(なんだこの自己完結。w)
最後に、一緒に活動できたプロジェクトメンバーの皆さん、どうもありがとうございました!これからもよろしくお願いします!
素敵な明日を