泳ぐオダジン放送局

日々フラフラっと回遊しながら気づいたことをラジオでフリートークするようにお届けします。ラジオ好き、少年ジャンプ好き、ハンバーガー好き、ヒトが好き。※本ブログの内容は、私個人の考えです。所属する組織・団体とは関係ありません

ノッキングマスター次郎のセリフが沁みたら自分の未来が少し見えてきた

今日はたまたま読んでいたマンガ「トリコ」の29巻の中に出てきたセリフが心に沁みました。何かを失って落ち込み、立ち上がって前に進む力が湧いてこない全ての人に届けたいなと思って紹介します。※ネタバレを含みますのでご注意ください

トリコ29巻 260話 トリコの夢

トリコ モノクロ版 29 (ジャンプコミックスDIGITAL)

トリコというマンガは超ざっくり言うと、「バトルマンガと料理漫画を掛け合わせたマンガで、主人公の美食屋トリコをはじめとするキャラクターたちが世界最高のフルコース料理を巡って争い、それぞれの個性として持っている超人的な力を使って勝負するマンガ」です。

260話は、主人公のトリコが宿敵との全力を出し尽くした勝負に負けて、コンビである料理人の小松を奪われてしまい、意気消沈して落ち込み立ち上がる力を失ってしまったところへ、世界で3本の指に入る実力者であるノッキングマスター次郎がやってきてトリコを励ますシーンです。

本人の心情とは反対にエネルギーに満ち溢れている

まず、トリコの様子を見た次郎先生はこんなことを心の中で呟きます。次郎先生の洞察力、さすがです。おそらくトリコの状態を確認できたので、このあとのやりとりを続けることにしたのでしょう。

いや・・・俺は弱い・・・

いくつかのやりとりのあとでトリコが本音をこぼし始めます。コンビである小松を守れなかったことについて「自分の弱さが憎い」と・・・ワカル、ワカルよトリコ、そう言う状態あるよな。。。と、主人公のトリコに感情移入しまくりになったところで、ここからノッキングマスターもといカウンセリングマスター次郎先生の言葉が染み込んできます。

進むべき未来の道は、自分の過去が照らしてくれる

人生をブランコに例えて、こんなことを伝えます。

より高く前へ進もうと漕げば同じ分だけ後退するリスクも伴う・・・

めいっぱい後退した人生のブランコは後は大きく前進するだけじゃ

そして、未来に向けて飛び出せばいいんだぞとトリコを優しく促します。

ここでトリコの口から感謝の言葉が出てくるのですが、生気のない表情は変わらず、その場を立ち去ろうとします。そんなトリコを呼び止めて、夢は何かと問いかけてから、最後にこんなことを伝えます。

進むべき未来の道は・・・

自分の過去が照らしてくれる・・・

ただ、これだけは忘れるな・・・

ワシらは「美食屋」じゃ・・・

寝ても覚めても・・・

ワシらは「美食屋」なんじゃよ・・・

トリコはこのあともすぐには生気が戻らないのですが、ある出来事を受けて次郎先生の言葉を思い出し、自分を取り戻して前に進み始めます。(このエピソードがまたいい話なんですよ)

自分の過去を思い出してみたら照らしてくれてるものがあるじゃんと思えた

いやぁ、もうね、次郎先生がトリコを励ます言葉が最高過ぎて、私自身がとあるロスから立ち上がり切れないままウダウダしていたので、沁みまくりました。(無意識で何度もリピートしてましたからね)

今週ちょうど自分の過去(自分の大切にしていたこと)を思い出す機会があったので、その流れでこのシーンを偶然に読んだので沁みたんだと思います。そしてそのおかげで自分の未来が少し見えてきました。うーむ、偶然が作り出す未来ですなあ。

 

何かを失ってしまい立ち上がって前に進む力が湧いてこない全ての人、トリコを読もう!

 

素敵な明日を