泳ぐオダジン放送局

日々フラフラっと回遊しながら気づいたことをラジオでフリートークするようにお届けします。ラジオ好き、少年ジャンプ好き、ハンバーガー好き、ヒトが好き。※本ブログの内容は、私個人の考えです。所属する組織・団体とは関係ありません

モヤモヤは完成図のないパズルを組み立てるように

今日はここ最近面談している中で気づいた自分の感覚を言語化してみます。

モヤモヤを言葉にしていくときはパズルのピースを箱から出していく感じで

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モヤモヤと悩んでいる時は、自分の中で整理できていないことがほとんどです。そんなときは少しずつ言葉にしていきます。言葉にするときは、いきなり整理したり、まとめたり、結論を出そうとせず、思いつくままに話してもらうのがポイントです。

パズルに例えるならば、完成図のわからないパズルの箱の中に手を入れてパズルのピース(モヤモヤしている人の頭の中にあること)をひとつずつ取り出していく感じです。

まずはパズルのピースを箱から出して、どんなピースがあるのかを把握しないことには組み立て始められません。なので思いつくままに出来るだけたくさん話してもらいます。

いきなり箱の奥の方に手を突っ込み過ぎないように気をつけることと、最初からピースを全部出そうとしないことがポイントです。慌てずにゆっくりと、ピースをひとつひとつ、丁寧に取り出していきます。

相手「〇〇なんです」

私「〇〇なんですね」

こんな風に相手の言葉を繰り返してパズルのピースを確認していきます。

ピースはほぐして表にしないと組み立て始められない

箱から出したパズルのピースの中には裏返っているものや重なり合っているもの、絡まり合っているものがあったりします。そのままだとピースの絵柄を確認できないので1枚1枚ほぐしながら表向きにしていきます。

最初に箱から出した時に表だと思っていたピースも、何かの拍子に裏返っていたことに気づくかもしれません。その場合には、もう一度ピースの表と裏を確認します。「さっき〇〇って言ってたのは、もしかして××?」みたいに。

相手が顕在化させてくれた言葉と、相手の中にあるものにギャップがないかどうかを確認していきます。ここでのポイントは、相手の言葉と自分の理解を合わせることも大切なのですが、相手の言葉と相手の理解を合わせて行くことが大切です。「自分の思ってた〇〇って、××だったのか〜」みたいに相手が自己理解を深めていけてたらナイスです。

完成図のないパズルを組み立てるには大雑把にグループ分けして、わかりやすいところから組み立て始める

ある程度出てきたピースを、似ている色や柄のピースで大雑把にグループ分けします。相手にグループ分けしてもらってもいいかもしれません。

「こんな感じのピースが出てきて、こんな感じで分けられましたね。」と相手にも出てきたピースと分けた状態を一緒に見てもらって感想をもらいます。

このときに相手から、グループ分けしたものに対して「これ!」のような大きな反応があった場合には、反応があったところから組み立て始めてみます。

とくに大きな反応がない場合は、数が多いところや、目立つ色や柄のピースから組み立て始めてみます。

さて、ここで大きなポイントが2つあります。

今目の前にあるのは完成図のわからないパズルなのだと認識する

ある程度出てきたピースを見て、勝手に完成図を想像しないことがポイントです。特に、自分の方が経験や知識が豊富な場合、相手の断片的な情報から問題を推測して解決策が浮かべてしまうことがあります。もちろんこの推測が当たっていることもありますし、解決策を伝えてモヤモヤが晴れることもあります。結果的によくなれば問題ありません。がしかし、モヤモヤはそんなに簡単に晴れないことが多いです。慌てずに焦らずに難しいパズルを一緒にゆっくり組み立てて行く感覚でやってみてください。

今組み立てようとしているパズルに枠のピースを作らない

本当のパズルを組み立てるときには枠のピースから組み立てていくことが多いと思いますが、枠から組み立ててしまうと相手にも自分にも思考の枠を作ってしまうことに繋がります。枠っぽいなと思っても、枠のピースにしないようにしてみてください。目の前にあるパズルは無限に広がるパズルです。そのうちの一部分だけでも組み立てることができたらラッキーくらいの気持ちでいきましょう。

組み立てながら足りないピースを箱から探して取り出していく

似ているピースを組み立て始めると、うまくハマってピッタリくっついていくピースと、隙間が空いてしまうところが出てきます。隙間が空いたら、「ここに当てはまるのはなんですかね?」と箱の中から足りないピースを取り出してもらいます。

ここのポイントは、相手に取り出してもらうことにあります。「この隙間はこれだね!」と決めつけてしまわないようにします。もし隙間のピースを取り出せない場合は、もう少し周辺のパズルを組み立てたり、別の場所に取り掛かってみます。

似ているピースにグループ分けしたもの全てに対して行っていきます。場合によっては行ったり来たりしながら組み立てていきます。

組み立てたパズルを俯瞰して眺めてみる

少しパズルが組み立てられたら、相手の人に組み立てたパズルを眺めてもらいます。「自分はこんなこと思ってたんだ」とか「ちょっと整理されてきた」のようなコメントが出てきたらナイスです。

書き出すなどして可視化すると、俯瞰して眺めやすくなりますが、書き出さなくても大丈夫です。書き出さない場合は、相手の話を要約して伝えてみればOKです。

どこから組み立てていくか、どこまで組み立てるか、相手に考えてもらう

本当のパズルをやっていて、始めたら止まらなくなってしまい、徹夜で1000ピース!みたいなご経験はおありでしょうか。私はあります。w

今回組み立てているのは枠のない、どこまでも広がる可能性のあるパズルです。どこから組み立てて、どこまで組み立てるか、相手に確認してみます。判断に迷って答えられない場合は、相手の反応の大きかったところなどを中心にオススメを提案してみます。

場合によっては数回に分けたり、似ているピースのグループごとに担当を代えてみます。例えば仕事やキャリア、人間関係、健康などの分野ごとに専門家へつなぐことも考えます。

パズルを完成させることが目的ではない、その先につながることが大切

モヤモヤしているときは、何かやろうと思ってもやる気になれなかったり、動き出すことができなくなりがちです。

モヤモヤが少しでも晴れてスッキリした気持ちになったり、まず○○を始めてみよう!と思えればOKです。パズルを完成させる=モヤモヤを全部解消することができなくても問題ありません。

「モヤっとしたらパズルを組み立てる」を繰り返すと自分のことがわかってくる

モヤモヤパズルを組み立てれば組み立てるほど、自分のことが見えてきます。本当のパズルを組み立てることを楽しむように、モヤモヤパズルで自分を理解することを楽しめるようになれたらもう大丈夫です。

モヤモヤパズルは1人でもできるけど、誰かと一緒にやるのがオススメ

モヤモヤパズルに慣れてくると自分1人でも組み立てられるようになります。がしかし、ふと気がつくとパズルを組み立てることができなくなったり、ピースを取り出そうとしても見つけられなくなってたり、前と同じピースしか出てこなくなったりします。

そんなときは一緒にモヤモヤパズルを組み立ててくれる人のところに行きましょう!一緒に組み立ててくれる人が何人か見つけられると良いですね。

 

素敵な明日を