今日は未来を変えるプロジェクトのイベント「ビブリオバトル」に参加してきました。
- ビブリオバトルとは?
- プレゼンテーションで大事なのは聴衆の行動に繋がるかどうか
- プレゼンテーションは双方向のやりとり
- 生々しく結果のわかる勝負って良い
- 今回の勝敗を分けた要因は、本を読むことに対して人が持っている期待
- どう考えて準備して、結果どうだったのか
ビブリオバトルとは?
ビブリオバトルは、交互に5分間のプレゼンを行なってオススメの本を紹介します。そして「どちらの本を読みたくなったか?」を審査基準に、聴衆と審査員による投票で勝敗を決めるプレゼンバトルです。
私は幸運にも1試合目オープニングバウトで、未来を変えるプロジェクト編集長とビブリオバトルできました。そして見事に負けましたぁ〜!orz
プレゼンテーションで大事なのは聴衆の行動に繋がるかどうか
勝負は負けてしまいましたが、終わった後に「早速ポチりました!」とコメントを直接伝えてくださった方が2人もいて、さらに紹介した本の著者と関係のある方からもその場で声をかけていただけました。
プレゼンテーションは「聴衆の次の行動に繋がるか(行動が起きるか)どうかが1番大事」と、社内のプレゼンテーション研修で伝えている身としては、ホッとしたのと同時にとても嬉しかったです。
今回のビブリオバトルは「本を読みたくなったかどうか?」が審査基準であり、自分のプレゼンのゴールもそこに設定していたので、「その場で本を買った」というのは最高の結果と言えます。
プレゼンテーションは双方向のやりとり
そして、「プレゼンテーションは一方通行で伝えるだけの行為ではなく、双方向のやりとり=コミュニケーション」と社内研修で伝えている身としては、単にプレゼン中に頷いたりリアクションを取ってもらえるだけでなく、終わった後に声をかけにきてもらえたということが、まさに双方向のやりとりになったなと実感できました。
生々しく結果のわかる勝負って良い
普段仕事で社内研修講師をやっているので、人前で喋る時間は多いですが、誰か別の講師と同じ研修を実施して勝負するという状況はありません。思えば、自分の人生において、相手と白黒ハッキリするような状態って少なかったのかなと。と言うよりも私自身、自分の勝ち負けに頓着が無いような気がします。絶対勝ちたい!みたいな状況って人生に何回あっただろう。。。
ちなみに生々しく結果のわかる勝負が良いと思ったのは以下の点です。
- とにかく緊張感が高い(比ではないと思いますがM-1のような審査のあるステージってこんな感じなんだろうなと)
- どちらか良かった方を選ぶので聴衆の正直な反応がわかる(5段階の3みたいな中途半端な評価は存在しない)
- 5分間と短い時間のプレゼンだと準備の誤魔化しが効かない(私は中盤から後半のストーリーの練りこみ削ぎ落とし、クロージングの決めが足りていませんでした)
今回の勝敗を分けた要因は、本を読むことに対して人が持っている期待
だったのかな?と審査員の方のコメントで気づきました。うる覚えですがこんなコメントをいただきました。
「ファシリテーターの本(私が紹介した本)も読みたくなったんですが、企業のことは普段の仕事で触れているので、普段触れる機会のないサッカークラブのことについて書いてある本(相手が紹介した本)を選びました。」
本は普段触れられないものに触れるチャンス!
そう言われてみればその通りなのですが、私はその感覚に気づいていませんでした。ナルホドナットク!です。
※審査員3名からは全員コメント欲しかったですね。何が勝敗を分けたのかだけで良いので。
どう考えて準備して、結果どうだったのか
ちなみに私は以下のように考えてプレゼンのメッセージを作りました。
<対象者>
- 参加者は企業に勤める人もしくは企業相手に仕事してる人が多い
- 古臭い会社の変わらない動かない人たちとのやりとりの苦労を知っている(経験がある)
- 自分の会社を変えたい人、そういう自分になりたい人が多い(未来を変えるプロジェクトのイベントなので)
<対象者への訴求>
- 本に書いてあるストーリーがまさに変わらない会社や人が変わっていく様子がリアルに書いてあるので参考になる
- 実際、私は本の通りにやってみて、同じような結果が出た
- そして私自身もこの本がキッカケで自分の仕事が、未来が変わった
- 皆さんの会社も、皆さん自身の未来も変えてみませんか
<演出>
- 聴衆を引き込むために冒頭はインパクトのあるセリフを投げかけて注意を引く
- そのセリフから関連付けて本の紹介→メッセージへ繋げる
- この本を読んだ時や実践してみたときの興奮が伝わるように熱っぽく語る
対象者が当てはまっていない可能性もありましたが、仮に対象が当てはまっていたとしたら、もっと具体的に大企業や変わらない人を攻略していく課題解決のヒントが書いてあることや、この本が読んで終わりではなく実践に繋がりやすいことなどをプレゼン内容として盛り込むべきだったなと。
また、最後の1分を切ったところから、時間の無さに焦ってしまい、メッセージがツギハギのバラバラになってしまったなと。クロージングもバシッと決められず、グダッと感が出てしまったなと。
振り返ると負けて当然だった感が満載だ。。。orz
またやりたいなぁ。(ボソッ)
って思う今の自分は、次こそ編集長に勝ちたい!ではなく、今回の自分より良いプレゼンしたいなぁと思っているようです。やはり他人との勝負ってあまり気にしてないのかな。。
そんな私のプレゼンテーション後に声をかけてくださった皆さん、ありがとうございました!票を投じてくださった皆さん、ありがとうございました!皆さんの何かに役立てていたら幸いです。
そして編集長ナイスプレゼンでした!
ちなみに、紹介した本は「ザ・ファシリテーター」です。以前チョロっとブログに書きましたが、10年くらい前に私の人生が変わった本です。もし良かったらご覧ください。
私がファシリテーションにハマったきっかけは1冊の本だった - 泳ぐオダジン放送局
未来を変えるプロジェクトも要チェックですよ!
素敵な明日を