泳ぐオダジン放送局

日々フラフラっと回遊しながら気づいたことをラジオでフリートークするようにお届けします。ラジオ好き、少年ジャンプ好き、ハンバーガー好き、ヒトが好き。※本ブログの内容は、私個人の考えです。所属する組織・団体とは関係ありません

話に引き込まれた「デューイ勉強会」

今日は社内で「教育学基礎講座〜デューイ編」が開催されました。この講座はミテモ社内向けの勉強会で、社員の堀さんが講師を担当してくれました。参加している人たちが、だんだん堀さんの話に引き込まれていくように見えました。私も作業しながら聞いていたのですが(ごめんなさい)次第に作業の手が止まりました。

いったい何によって引き込まれたのでしょうか?

好きな気持ちは隠せない

堀さんが話す様子を見ていて、自分が話している内容についての「好きな気持ち」や「興味の強さ」を感じました。

  • 楽しそうな雰囲気で話している
  • 知識量が豊富
  • ある情報と別の情報を関連づけている
  • 自分なりの見解や解釈が深いと感じる
  • 過去の研究者へのリスペクトを感じる

堀さんの研究室の先生とのエピソードで、「先生が楽しそうに話す人だった。そこに引き込まれていった。」のような話がありました。

もしかしたら先生も堀さんのような雰囲気で話す人だったのかな?と想像してしまいました。

好きなことを好きなように喋るのとは違う

好きなことを好きなように喋るとは、目的もなく、脈絡もなく、自分本位に喋ることだとします。

好きなことを好きなように喋るだけだと、引き込まれるというよりは、「ほー、すごいっすねー」みたいな状態になりがちかなと。前のめりになって、引っ張られていくのではなく、置いてきぼりにされてしまって引いてしまう感じです。

好きなことを好きなように喋っている人は、楽しそうに話していない印象の人が多いです。表面的な笑顔や声のトーンのような部分が影響するところもありますが、それ以上に「聞いてる人に〇〇の面白さを伝えたい」「〇〇の楽しさを知ってほしい」のような欲求を持っているかどうかが大きいのではないかと思います。

講演会や研修の依頼でありがちな「お任せします」の危険性

著名な方に講演会を依頼したり、研修会社に研修をお願いするときに、例えばこんな風にお願いしているケース、あるのではないでしょうか。

「管理職向けに講演(〇〇研修)をお願いします。テーマ・内容はお任せします。」

このお任せオーダーを受けた相手が取る行動として選択肢は3つあります。

  1. 「はい、わかりました」と終わって、好きなように喋る(研修する)
  2. 「講演会(研修)の目的は?管理職にどうなってほしい?現状どうなの?」とヒアリングして目的や内容をすり合わせる
  3. 「はい、わかりました」と終わって、自分なりに目的や内容を決めて喋る(研修する)

話者の態度や話す内容x目的・内容が参加者とマッチしている度合い=引き込まれ力

引き込まれる力はこんな計算式で算出できるかなと思います。ポイントは話者の態度や内容だけではないことです。

目的・内容が参加者とマッチしているかどうか?この観点を話者側と依頼者側ですり合わせして、作り込むことが大切です。

今日の勉強会は事前に目的と内容の検討が充分にできていたんだろうなと思いますし、自主的に参加する会だったこともあってマッチング度合いが高かったんだろうなと思います。

 

堀さん、企画実施お疲れ様でした。

 

素敵な明日を