今日は研修講師として終日研修をやってきました。研修デザインとしては改善点がいくつかあったものの、無事に終わってホッとしています。デリバリーは出し切りました。帰りの電車は無意識でグリーン車に乗るくらいの出し切りっぷりでした。おつかれオレ。
何が不安だったのか
先日こんな記事を書きました。
この1ヶ月溜め込んでいたことを吐き出せた - 泳ぐオダジン放送局
1ヶ月くらいずっと溜め込んでいた不安は何だったのか書いてみます。
初めての対象層に対する不安
今回の研修、内容は前職時代にも自分で研修デザインして、デリバリーしていましたし、内容についての実務経験も多いので、不安はありませんでした。
それでも不安が大きかったのは、前職時代に経験の少ない対象層(自分よりも年齢層の上の人たち)に対して行うことでした。年上の人を相手に研修したことが無いわけではありませんが、自分が不安を感じるポイントになるんだなと実感しました。
3回シリーズの1回目の不安
今回の研修は、1ヶ月に1回、3回シリーズで行う企画です。ミテモ入社後は連日の研修はあっても、シリーズものは初めてでした。
シリーズものって1回目に失敗したら、2回目、3回目と、どうやってリカバリしたらいいんだ!?と。もう3回分の発注もらっている・・・しくじれないじゃん。。。orz
単発の研修だったら失敗しても良いのか?と言われたら、もちろんそうではありません。そういうことを言いたいのではなく、単発の研修とシリーズものの研修では、不安に感じる部分が違うんだなとわかりました。
今、書いてみて思ったのは、対象層よりも、シリーズものの初回の不安の方が大きかったんだなと感じました。
不安があっても無事にやりきれた理由は何か?
企画段階でお客様と何度も打ち合わせを行い、背景情報(会社の状況など)や受講者の情報、今回の研修への期待、ゴール設定、カリキュラムなど、かなり細かいところまで、担当者の方とディスカッションと合意形成ができていたところが成功要因の1つ目です。
2つ目の成功要因は、研修に対するお客様の会社としての取り組み姿勢です。
冒頭に企画部門の責任者の方、担当者の方から、背景情報と目的や期待を伝えてくださいました。
最後には経営トップの方々が1日ご覧になって気づいたことや、この研修を明日からの業務にどのように繋げて欲しいのか、それはどのような意味があるのか、受講者への期待を伝えてくださいました。
正直、ここまで丁寧に動機付けや学習の転移を後押しする会社も珍しいなと。同席していた講師一同感じていました。
3つ目の成功要因は、受講者の皆さんの取り組み姿勢です。何かを得ようとする姿勢が強く、講義にもワークにも集中して真剣に取り組んでくださいました。
4つ目の成功要因は、担当者の方の事務局としての手厚いサポートです。会場の準備ひとつとっても、研修をやる側のツボを理解していると言うのか、あれこれと細かいお願いしなくても整えてくださいました。
5つ目の成功要因は、サポート講師の皆さんの的確かつ臨機応変な対応です。事前に情報を送ってありましたが、当日の少ない時間のやりとりで、ポイントを理解して、的確に対応してくださいました。途中何度か研修デザインしていた内容を変更しながらデリバリーしましたが、都度、臨機応変に対応してくださいました。この辺りはさすがの対応力だなと。
研修の成功は講師1人の力だけではない
こうやって書き出してみて改めて思いましたが、講師1人の力で研修成功させたぜ!みたいな考えは、とんでもないオゴリだなと。関わる全ての人たちの力が結集して、成り立つものなんだなと。キレイゴトではなく、心底思います。
皆様に感謝です。m(_ _)m
研修デザインの改善点
ここはしっかり次、他の研修に活かすべきところです。
- 時間に対して盛り込みすぎ
- 講義もワークも時間設計が短い
- 時間のバッファが足りない
- サポート講師がフィードバックに入るタイミングと、やり方がデザインできていない(できていたつもりだったがアバウト過ぎた)
- 質疑応答をデザインに含めていなかった
- 最後のワークと、全体の振り返りに時間を取れずに終わることになってしまった(デリバリー面の問題もあるが、デザインの問題もある)
1ヶ月後の2回目に向けて準備していこう!受講者の皆さんがガンガン実践してきてくれる予感バリバリなので。
以前、研修事務局について書いたこちらの記事もどうぞ。
10連休3日目、今日も研修事務局を担当する - 泳ぐオダジン放送局
素敵な明日を