今日は社内研修中に受けた質問のやりとりから気づいたことを書いてみます。
結論は「何か問題が起きても何とかなっちゃったって頭が理解しちゃうとそこで止まってしまうから、何とかなっちゃったことをリフレクションして明日に活かしてみようよ」って話です。
どんなやりとりがあったかと言うと・・・
受講者(以下:受) 「なかなか名前を覚えることができないんですよね。」
私「話してるときに相手の名前を口に出すと覚えやすいですよ。」
受「うーん、、、それは確かにそうだなと思うんですけど、最初に聞いても忘れちゃってるから・・・」
私「そういうときは、ゴメンなさい!名前なんでしたっけ!?って聞いちゃうのが良いですよ。初対面なら許してもらえますよ。」
受「でも聞いたら失礼な気がするし、話してるときに相手の名前を言わなくても、会話は成立するんですよね。」
私「でも2回目、3回目と会うたびに名前を聞きづらくなりますよね・・・」
こんな会話でした。
この方は「相手の名前を覚えたいけど自分は覚えるのが苦手」だとわかっていて、「覚えるには口に出した方が良いことも理解している」にも関わらず、
【話してるときに相手の名前を言わなくても、会話は成立する】
ことを頭で理解してしまったために、相手に名前を聞くことも、会話の中で相手の名前を言うことも、止めてしまったわけです。
これはおそらくですが、人間の本能とか脳の動きとして、「楽をしよう」「危険を避けよう」「そのままでいよう」とする力が働いているんだろうなあと想像してます。
似たような状況は日常生活や仕事の場面で多々あると思うんです。
例えば
「期限過ぎたけどお咎めなしでセーフ」「準備してなかったけどアドリブで乗り切った」
「トラブったけどリカバリ出来て影響出なかった」
「キャパオーバーだったけど残業と休出でなんとかこなせた」
こんな状況よくありますよね。(言うまでもなく無い方が良いですよ。w)
こう言う時って、何とかなった安堵感や解放感が働いてしまうし、嫌なことをあえて思い出したくない気持ちも働いてしまうから、振り返りしないんですよね。。。目の前にはもう次の仕事が控えていてそんな余裕もなかったりするし。。。orz
でもこういう小ちゃな問題を「なんとかなっちゃった!」で放置しておいていて、溜まってくると大変なことになるんですよね。そして段々となんとかなっちゃったが当たり前になって、違和感すら感じなくなってくる・・・これも脳味噌がそう認識しちゃうんでしょうね。
なので冒頭に結論として書いた、「何か問題が起きても何とかなっちゃったって頭が理解しちゃうとそこで止まってしまうから、何とかなっちゃったことをリフレクションして明日に活かしてみようよ」って話です。
リフレクションは振り返りとも言われたりしますが、ただ過去を振り返ってあーだこーだ言うだけではありません。過去の経験を多様な視点で振り返って、そこから自分なりの仮説を立てつつ実践と応用を考えて次に繋げます。
だからその時間が日常に無いんだよ・・・と嘆いている方も多いと思いますが、ホラホラ、電車でスマホゲームしてるその10分でリフレクションできますよ!
今まさに私は帰りの電車内でこの日記を書きながらリフレクションしてます。
リフレクションしてみたくなった皆さん、よろしければリフレクションナイトで一緒にリフレクション(振り返り)しませんか!?
https://www.facebook.com/reflectionnight/
えっ!?結局宣伝オチなのか!?w
素敵な明日を