泳ぐオダジン放送局

日々フラフラっと回遊しながら気づいたことをラジオでフリートークするようにお届けします。ラジオ好き、少年ジャンプ好き、ハンバーガー好き、ヒトが好き。※本ブログの内容は、私個人の考えです。所属する組織・団体とは関係ありません

美容師さんをスタイリストと呼ぶ理由がわかってきた

今日は昨日美容室でカットしてもらいながら、美容師さんとお話をしていて気づいたことを書いてみます。

仕上がりの髪型イメージを認識合わせできるかどうかで満足度が変わるのでは?

今回は担当していただいた方が2回目だったのと、1回目のときに丁寧な仕事ぶりを体験してたので、「お任せ」してみました。

「お任せします」というオーダーで美容師さんを困らせないためには、仕上がりがどうなったとしても、全面的に受け入れることだと思います。

私のように、カットの途中で「こうして欲しい」などと言うくらいならば、お任せせずに最初から要望を伝えた方が、双方にとって平和になります。orz

もちろん、今回の私のようにカットが進む中で自分の中でイメージする姿が見えてきてしまうこともあると思います。その場合は途中でお任せモードを切り替えて、きちんとオーダーモードに変更することを美容師さんに伝えて意思疎通を図る必要があります。

今回は担当の方が、私の途中からのオーダーに対して、きちんと汲み取ってくださったおかげで、とても満足感の高い仕上がりになりました。

優秀な美容師さんの定義はいろいろあると思いますが、お客さんとの間で完成イメージの認識合わせが上手い人かつ、そのイメージ通りに仕上げるスキルを持っている人なのではないかなと思いました。

認識の合わせ方はいろいろあると思います。

  • 最初に済ませるのか
  • 切りながら徐々に擦り合わせていくのか
  • 見本を見せて確認していくのか
  • 要望を聞くだけでなく自ら提案していくのか

いずれにしてもコミュニケーションスキルがポイントになるなと感じましたし、以前にも書きましたが、これって他の仕事にも通じるものだよなと思います。

美容師さんをスタイリストと呼ぶのは何故か?

上記のようなやりとりをしていて、美容師さんをスタイリストと呼ぶのは何故なのか?私なりの考えが浮かんできました。以下は私なりの定義ですが、美容師とスタイリストの違いってこんなところにあるのかなと思います。

  • 美容師:オーダー通り、もしくは決められた設計図通りカットする人。髪の毛を切る技術を持っている人。
  • スタイリスト:その人らしさ(スタイル)をつくる・演出する人。その人に合わせて髪の毛を切ることができる人。

髪の毛を切る技術の高さはもちろんですが、ただ髪の毛を切るだけではない、それ以上の価値を提供することを「スタイリスト」と呼ぶことでお客さんに対して宣言しているのだろうなと。

スノーボードから学ぶスタイル・スタイリッシュとは?

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スノーボードハーフパイプなどの技を競い合う競技を見ていると、「スタイリッシュ」「スタイルが出ていますね」と解説されるシーンがあります。

ピョンチャン五輪のときに中井孝治さんの解説が話題になり、ご本人がブログでこんな風に説明していました。以下引用です。よかったらぜひ全文を読んでみてください。

【スタイル、スタイリッシュ】 
簡単にですがスタイルについて説明させて頂くと、グラブや技をしている時の身体の形などのことを言っているのですが、パッと見ただけで誰だかわかるような個性的な動きをしている時、その人のこだわりが伝わってくるような動きをしている時によく使ったりします。

形だけを作るのなら、ある程度上手になればそのスタイルをマネできると思いますが、
本当のスタイルとは作るものではなくて、滲み出るものだと思っています。

スノーボード以外でも1つのことを追求してきた人ならわかると思いますが、
なんでも長くやっていると、オリジナルか?そうではないか?

見せかけのスタイルや真似しているのはなんとなくですがわかってしまうんです。

なので重要なのは、オリジナリティなんです。

だからこの形がかっこいいとか特に決まってないんです。

純粋に自分がかっこいいと思うことを高い技術と完成度で表現できていれば
スタイルが自然と出る、伝わってくると思っています。
オリンピック解説のことで。 | 中井孝治オフィシャルブログ Powered by Ameba

スノーボーダーは自分自身のパフォーマンスにスタイルが出るかどうか?ですが、スタイリスト(美容師さん)はお客さんのスタイルを引き出せるかどうか?になるわけで、対象の違いはありますが、スタイルを追求するという意味では、自分の感じたことがそんなにズレてなさそうだなと思いました。

スタイリスト(美容師さん)自身がスタイリッシュであるか?と言うのも、お客さんを引きつけるひとつの要素にはなると思いますが、必ずしも自分自身はスタイリッシュではなくても良いのかもしれないなとも思いました。

 

毎回いろんなお話をしながら間近でプロのスキルとマインドを知ることができて、新しい自分になれるって、美容室ってなんて素晴らしい場所なんだろう。そんな風に思っております。

 

毎回行く度に書いているので、美容室と私のネタが着々と増えてきています。カテゴリつくろうかな。

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素敵な明日を