泳ぐオダジン放送局

日々フラフラっと回遊しながら気づいたことをラジオでフリートークするようにお届けします。ラジオ好き、少年ジャンプ好き、ハンバーガー好き、ヒトが好き。※本ブログの内容は、私個人の考えです。所属する組織・団体とは関係ありません

新卒で入った会社に13年勤めている面白さ

今日は社内で新しく始まるある件についての説明会がありました。2004年に新卒入社して13年、会社が何度目かのターニングポイントにきたなあとワクワクとモヤモヤを感じました。

最近、1社に勤め続けることが古臭い考え方のように扱われている気がしています。1社に勤め続けて13年、私が面白いと思ったことを書いてみます。

1社に勤め続けるからこそ組織の変遷がわかる

就職活動中は、ベンチャーから100人くらいの規模感の会社に行きたいと思っていました。(大企業は採用してもらえそうになかったし、実際受けたいくつかはダメでした・・・orz)入社した時の社員数は150人くらいで、「これからどんどん大きくしていくよ」と言う社長の話を聞いて、「あぁそしたら5年くらいで転職かなぁ・・・」なんて生意気にも思ってました。

ところがどっこい、大きくなっていく会社の中で、会社や社員に起きるいろんなことを目の当たりにした結果、会社が大きくなっていく過程で起きることに興味を持ち始めている自分がいました。人が増えると起きること、組織が縦横に大きくなると起きること、ビジネスが大きくなると起きること、業界や顧客など外部環境の変化によって起きること、いろんな変化の場面(変化の起きない場面も)を過去からの流れで見ることができるのは非常に面白いです。

そのような変化の中に身を置いていたからこそ、組織や人の変化に関わることについて実感を伴いつつ、自分なりの考えを持てるようになってきているのかなあとも思います。

1社に勤め続けたことで自分のやりたいことを見つけられて、チャンスももらえた

これは本当にラッキーとしか言えないのですが、明確な目標や動機もなく始めたITエンジニアの仕事で挫折してメンタルダウンした後、別の仕事をやらせてもらえて、やってるうちに「あ、これかも」って思えることに気づけて、その仕事をやらせてもらえるチャンスをもらえて、やり始めたら面白くなって、まあそこからもいろいろありましたが今に至っています。

人生にタラレバはありませんが、もしメンタルダウンした後、別の仕事をやらせてもらえていなかったら、すぐに転職していたら、自分の人生は今のようになっていなかったはずです。「キャリアは偶然によってつくられる」と聞いた時には、あの頃を振り返って「まさに!」と思いました。

もちろん、仕事が変わらなくても、転職しても、その先で自分のキャリアは作られていくので、誰もが1社に勤め続けるべきだとは思ってません。続けたくても続けられない状況に立たされてしまうケースもあると思います。が、しかし、1社に勤め続けていたらキャリアは先細りだ!と決めつけてしまうのも短絡的過ぎると思っています。

1社に勤め続けている=無変化ではなく、自分が変化に気づいてない(を求めていない)=無変化なのでは?

変化の大きい会社だったら、勤め続けることで自然と会社の成長フェーズを体験できるだけでなく、会社の成長に伴って社内に新しく発生する(必要とされる)仕事を担当することになる機会もあります。変化の大きい会社だとそこにいるだけで、無意識の内に変化を意識させられることがあります。でも変化の大きい会社にいても、変化を意識することなく過ごすこともできてしまいます。

変化の小さい会社は無意識的にはわかりにくくても、業界の変化があったり仕事や社員の変化がどこかにあるはずです。もしそこに気づくことができれば、世界が違って見えるかもしれません。そう思うと、どこで働いていても変わること・変わらないことに意識を向けられるかどうかが大切なのかなと思います。

1社に勤め続けながら外に飛び出ることもできる

複業、パラレルキャリアの時代が始まりつつありますが、この流れは1社に勤め続けることに改めて価値を見出せるタイミングになるのではないかと思っています。

私自身、社外のコミュニティの運営に携わって4年経ちますが、社外の人たちとの関わりがなかったら今の自分は無いなと思うくらい大きな影響を受けました。コミュニティ運営以外にも、意識的に社外のイベントに参加したり、外の人の繋がりで自分のアンコンフォートゾーンに飛び込んでみたり、やろうと思えば、1社に勤め続けながら社外のいろんなことにチャレンジすることができます

そうして社外に出てみて思うのは「1社に勤め続けていることも強みになりえる」ということです。このあたりのことはまた改めて書いてみようと思います。

 

素敵な明日を