今日はピア・メンタリングの12回目、最終回でした。ピア・メンタリングは毎週1回、12週間続けて会って対話する活動です。今回は私含めて7人で実施しました。(ピア・メンタリングについて詳しくは下部のリンク先へ)
12週間、複数人で続けて会って対話することに意義があった
これまでにも社外の人との対話の機会は多くありましたが、固定メンバーと12週間続けて会うことはありませんでした。多くても2,3人と2ヶ月に1回くらいでした。
12週間、7人全員で続けて会うのは大変だったなと感じています。仕事のトラブルがあったり、体調を崩したり、様々な事情でやむを得ず欠席することもありました。自分も体調を崩して2回欠席してしまいました。
正直なんで12週間続けて会うのだろう?と疑問に思ったところもありました。しかし、頻度高く会ったからこその距離感の縮まり方がありましたし、頻度高く会うことでお互いの経過観察がしやすく状況や心境の変化をタイムリーに共有することで気づけることもありました。
最後の2回は3人で実施することになってしまいました。それはそれで深い対話が出来たものの、7人で話している時のような話が次々と拡散していく感じや、多角的な視点でのやりとりは弱まってしまっていたなと振り返って思いました。
一流のメンターは、おそらく1人で何人分もの話題の広がりや、何人分もの多角的な視点での発言が可能なのだろうなと思います。ピア・メンタリングを単なる対話で終わらせず、ピア・メンタリングたらしめるためには、やはり5人以上で頻度高く対話を続けることが大切なのだということがわかりました。
対話の記録を残す媒体は何でも良い、その代わり振り返ろう
ピア・メンタリングでは対話の記録を残すことを推奨しています。最初の数回はテキストで逐語記録を取りました。その後、ボイスメモアプリで録音、WEB会議の機能で録画、と媒体を変えながら取りました。
媒体は何であれ、記録したものを確認することで自分の発言を客観的に振り返ることになります。
録音したものから書き起こすのではなく、その場で聞きながら要約して書くと、相手にどのように伝わったかが見えてきます。これは参加メンバーからの指摘があって、その通りだなと思いました。
しかし、正直に言って逐語記録を取るのはシンドイです。交代でやっていても、担当している時は会話に入ることが難しくなり、私は少しストレスを感じてしまいました。じっくり人の話に集中して聴くことにはなりましたが・・・。
ラジオ好きな私にとっては、録音・録画されたものを後から聴くことには違和感がありませんでした。文字で読むよりも、会話の流れやその場の雰囲気、テンションなど、言語以外の情報がわかりやすくて良いと思います。
また、言語情報も自分の発言をそのまま聞き返すことができるので発見できたことが多かったです。以前記事に書いた私の愚かな発言については、本当にこの12回で1番の衝撃であり、自分のコミュニケーションの考え方がアップグレードされました。
WEB会議を使った対話でも効果はある(条件つき)
今回、参加メンバーが途中から首都圏を離れることになっていたため、途中からzoom(WEB会議アプリ)を使いました。
直接対面して話す機会を数回重ねて、信頼関係が構築されてきて、心理的安全性が高くなってからだったので、zoomを活用しても違和感がありませんでした。
対面には対面の良さがありますが、メンバー同士の物理的距離が離れていると対面でやろうと思っても移動距離的に難しい場合があります。多様な人をメンバーに迎えてやろうと思うと、途中からWEB会議の導入をありにしても良いと思いました。
但し、zoomなどのWEB会議ツールを使って対話することに慣れていない人が参加者に多い場合は、以下の点について抑えた方が良いと思います。
- 事前にWEB会議のコツを共有する
- ツールに慣れる
- 参加者同士で認識合わせ(やり方のチューニング)しながらやる
今回WEB会議ツールを使った対話をやりながらメンバーと一緒にポイントだと思ったところをまとめた記事です。
オンライン会議のコツは全員がカメラに向かって話すこと - 泳ぐオダジン放送局
ピア・メンタリング12回で新しい発見とメンバーとの良い関係を得られた
ピア・メンタリング、オススメします。面白そうだけど大変そうだなと思った人も、ちょっとやってみようかなと思った人も、以下リンク先の記事を読んで、その通りにやってみてください。
ピア・メンタリングのやり方はこちらをご覧ください。
ピア・メンタリングとは何か?準備・実践方法 | ライフハッカー[日本版]
今回のピア・メンタリングをともにした6人の皆さんへ
このタイミングでピア・メンタリングに参加できて良かったです。特に皆さんからもらった自分へのフィードバックから、自分自身についての新たな発見を得ました。どうもありがとうございました。
素敵な明日を